JR福山駅北口より徒歩2、3分。日本100名城のひとつ、福山城は徳川家康の従兄弟である水野勝成が毛利氏など西日本の有力外様大名に対する抑え(西国の鎮衛)として築いた城で、城跡は国の史跡に指定されており、別名久松城、葦陽城(いようじょう)とも 呼ばれています。今年で築城400年を迎え、天守閣(福山城博物館)はリニューアル及び耐震工事のため外壁が工事用シートで覆われています。8月には城の内部の公開を予定しているそうです
立派な石垣が続きます。改修工事のため観光できる部分は限られています。三重の隅櫓は伏見城松ノ丸にあったものを移築した 伏見櫓 で、重要文化時に指定されています
建物の一部が石垣の上に張り出しており、内部は物見の段と風呂の間に分かれていました。伏見城内にあったものを移築したのですが戦災により焼失し、昭和41年(1966)に復原された 御湯殿
上層にある鐘は城下や近隣諸村に”時の鐘”を告げ,また緊急時に武士を召集する太鼓も合わせ備えていたといわれる 鐘櫓 は昭和54年に修復されました
五層六階の天守に二重三階の付櫓をもつ複合天守で, 天守閣 は戦災で焼失しましたが再建され,内部は郷土博物館として使用。福山城は五重天守をはじめ本丸・二之丸には数多くの櫓や城門を配する10万石では考えられないほどの規模の巨城だったようです。工事中につき隅々まで観光できなかったのは残念です
福山城公園の一角にある 福寿会館 は国の登録有形文化財。海産物商人として財を成し「鰹節王」といわれた安部和助が昭和初期に建てたロマン溢れる洋館の近代的建物と立派なと庭園を拝見したかったのですが毎週月曜日が休館日ということで中を見ることはできませんでした
赤いアーチ形のオブジェが目印の ふくやま美術館 も福山城公園にあります。「見る」「創る」「学ぶ」「ふれあう」の機能を備えた住民参加型の美術館として1988年に開館しました。その為、コレクションは広島県、瀬戸内地域の絵画がメインだそうです。こちらも休館日でした。赤いアーチは「愛のアーチ」
福山市名誉市民である作家・井伏鱒二をはじめ,福山市ゆかりの文学者の足跡をたどり顕彰する施設で,1999年に開館したふくやま文学館。福山城の敷地内に広がる公園は緑がいっぱいの広々とした公園でした。もう少し時間があるので、2022年1月18日人気テレビ番組で「2022年一番オススメの開運神」として取りあげられた 艮神社(うしとらじんじゃ) に参拝してきます
福山駅より徒歩10分ほどの北吉津町のある艮神社は福山城の災いを防ぐために、鬼門(丑寅)の方向に建てられた神社で、 2021年の丑年と2022の寅年をまたぐことからご利益がある今年一番の開運神社として、神社ソムリエの方が紹介したそうで、一時はおみくじが足りなくなるほど参拝者が押し寄せたそうです
鳥居と花手水。手水舎の中は菊の花がいっぱいです
山門の天井には色とりどりの鯉のぼりが風にゆれ泳いでいます。季節感を感じられ風情があっていいですね。季節によって和傘や風鈴が飾られるそうです
拝殿と干支の絵馬.。中央が拝殿。そのの左側には神饌殿、右側には神楽殿。神楽殿の横に社務所があります
本殿には疫病、厄除けの神様須佐之男命(すさのおのみこと)と伊邪那岐命(いざなぎのみこと)を祀っています。コロナの終息を願い、懐かしい人と再会できますようにの願いこめて・・・・ (2022年5月16日)