防府天満宮花回廊 2024

防府市の防府天満宮の大石段に色とりどりの花のプランターを並べて花や絵を描く「花回廊」。感謝を表す地域の方言「幸せます」の4文字の形に並べ石段を彩るイベントは、毎年この時期の恒例行事となっています。今年のテーマは「花~癒し」として花文字を描いたそうです



記念撮影もできる花かごをイメージした花の枠は、ペチュニアとパンジーで作られています。期間中はライトアップも実施されているようです



石段を鮮やに染める花々を眺めているだけで幸せな気持ちになります





防府天満宮は京都の北野、福岡の太宰府と並ぶ日本三天神で学問の神、菅原道真公を祀る神社です。西日本屈指の荒祭である御神幸祭・裸坊祭が行われることでも知られており、境内の建造物の多くは国や県の登録有形文化財に指定されています。また、境内に咲く枝垂れ梅は類をみないほどの見事な美しさです

合格祈願に訪れ見事志望校に合格した受験生がお礼の気持ちを込めて返納する合格御礼絵馬。合格者の喜びの声や次の受験生への激励などが書かれた「合格はちまき」は返納されたのち洗濯をしアイロンをかけ希望する受験生に無料で配布しています

石段下の茶室近くには、菅原道真と縁のある牛の像が設置されています。願いを込めて触ると願いが叶うという「夢叶う牛」

境内には茶室「芳松庵」があります。日本に喫茶の習慣を広めた菅原道真公にちなみ、平成3年に開庵され、茶室では有料でお抹茶がいただけます。もみじの新緑が綺麗です



芳松庵は「よい香りのする松の隠れ家」という意味で僧侶たちの居住区である旧敷地内に建設されたもので、回遊式の日本庭園があり鯉が泳いでいます。紅葉が綺麗な庭園です



庭園の一角にある「暁天楼」。旅館「藤村屋」の離れとして神社の門前に建てられていたものを移築。伊藤博文、坂本龍馬、高杉晋作などの志士が密会したと伝えられています。2階には隠れ座敷が設けられているそうです

園の拝観は無料ですが、茶室では500円(お抹茶・お菓子付)でお抹茶を楽しめます (1024年5月3日)