鞆の浦 は、JR福山市駅から30ほどの所にある。沼隈半島の先端に位置し、日本で最初の国立公園に指定される。瀬戸内海のほぼ中央にあり、この辺りで潮の流れが変わることから潮待ち風待ちの港として栄え、歴史的な事件や様々な伝説や史跡が残っているところです。また「崖の上のポニョ」の舞台に もなったところです

  • 穏やかな瀬戸の島に浮かぶ弁天島弁才天(弁天、 弁財天)信仰に由来する島名で無人島

  • 平成いろは丸 「いろは丸事件」発生で 龍馬と紀州藩との談判がこの地で4日間行われた。仙酔島(ホテルや国民宿舎がある)まで運行

  • 対潮楼 福禅寺に隣接する対潮楼は1690年に創建された客殿で国の史跡に指定されています。座敷からは海が一望でき、その眺めが素晴らしいのだそうです

  • 鞆の津の力石 江戸時代船積荷物の陸揚げや積み下ろしに従事した仲仕達が力石を持ち上げて技を競った

  • 江戸時代の風情が残る鞆町内には昔ながらの街並みが残っています。網の目のような路地を散策すると遠い昔に見たことがあるそんな光景に懐かしさをおぼえるとともに、過去にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。古民家をカフェに再生したり、お洒落な器を展示販売したり、おもしろいショップが立ち並ぶ(残念ながら火曜日・水曜日はお休みの所が多いいようです)商家が点在


  • 太田家住宅 瀬戸内海の近世商家建築を代表するもので、福山藩の御用名酒屋を務めた保命酒の蔵元「中村家」の屋敷で、明治時代に太田家の所有となった。右下:いろは丸展示館 江戸期の蔵をそのまま使って、 坂本龍馬が乗った蒸気船「いろは丸」の一部を引きあげ展示しています


  • 常夜燈 鞆の浦のシンボル。地元ではとうろどうと呼ばれています。太田家住宅の細い通りから出てくると、港に突き当たる。鞆の港の中心部に位置する常夜燈は、安政6年(1859年)に建てられ、船の出入りを誘導してきた燈台。 燈の高さは5.5m、基礎石は3.6mの大きさがあります

鞆の浦 ア カフェ 常夜燈のすぐそばにあり、古民家を再生したお洒落なカフェ。ランチメニューはパスタorサンドイッチ。オーダーしたのは魚介のトマトソース(前菜、バゲット、ドリンク付き)\1,500 ぷりぷりのエビに新鮮なイカ、ズッキーニ、じゃがいも、タケノコの野菜がミックス

保命酒 鞆町名産の薬味酒で、もち米をベースに作られた甘口のお酒の中に、16種類の薬草を溶け込ませて作られます。日本最古のリキュールとも言われています

地蔵院(真言宗 鞆城跡のこんもりとした高台の南西あたりに位置する「鶴林山地蔵院」で中国地蔵尊霊場第八番として信仰を集めています。本堂の横には「仏庭十三仏・やすらぎ苑」があります。個性溢れる石仏がお祀りされています

  • 阿弥陀寺 永禄年間(1558〜1569年)の開基と伝えられる

  • 法宣寺 延文3年(1358)大覚僧正が創建したと伝えられる

鞆の浦歴史民俗資料館 福山市制70周年の記念事業として,鞆城跡の高台に建設され「潮待ちの館」の愛称で親しまれています。資料館から鞆の港を眺める

左:妙連寺 慶長年間(1596〜1614)に実相院日玖が創建したと伝えられる 右:ささやき橋  わずか1、2歩で渡れてしまう橋。悲恋の伝説があるそうです


沼名前(ぬなくま)神社 地元では「ぎおんさん」と呼ばれているそうです。豊臣秀吉遺愛の能舞台等の文化財がある。笠木の両端に「鳥衾(とりぶすま)」が付くユニークな鳥居があります。「鳥衾」は鳥の寝床の意味。鞆の浦には沢山の神社仏閣があります

路地を曲がれば、賑やかな駅前からは想像できないような静寂で心安らぐ町並みが続いています

枡屋清右衛門宅 坂本龍馬が桝屋に宿泊し、屋根裏の隠し部屋に身を潜めていたと言われている<

鞆の津ミュージアム 築150年の醤油蔵を再生した美術館。芸術家として訓練されたわけでもない人達が生みだすアートの総称を展示

鞆の津ミュージアム+Cafe  隣接するカフェでチョコレパンケ‐キ(\500)をいただく。さをり織りで作った小物や障害を持つ方が作った雑貨なども販売

町家 格子窓やなまこ壁は防火や雨などから守るための目的

鞆こども園 こども一人ひとりを大切にして、また地域文化との触れ合いを大切にした保育を目指しているそうです


  • 名産品でまず挙げられるのは、なんと言っても保命酒だそうです。瀬戸内海で獲れた新鮮な小魚類の干物も一押しです。約380年の伝統を誇る鯛網の町鞆の浦。そんな鞆ならではのおみやげといえば、鯛味噌も有名です。
    路地や建物がひしめき合う街は、のんびりと散策するのにぴったりです   (2015年5月19日)