岩国市行波(ゆかば)地区に江戸時代から伝わる国の重要無形民俗文化財で6年に一度の神楽「岩国行波の神舞」が行波の河川敷で地元の人々によって奉納されました (2019年4月7日)
4人で舞っているいる演目は注連灑水(ちゅうれんしゃすい)・日本紀
民家の上には清流線行波駅が見えます。岩国駅から5つ目の駅で、無人駅です。行波は錦川沿いのわずか40数戸の小さな集落で、地域住民40人による全12座の舞を披露し歌舞は15時間にも及びます
屋台や地元の方が作った野菜なども販売。天気にも恵まれ大勢の観客が訪れていました
一つの演目に30分〜40分。長いものでは一時間近くにも及びます。舞手も太鼓や笛を吹く人などは大変でしょう・・・・緊張感が伝わり迫力を感じます
前夜祭(6日)から始まり本祭(7日)の深夜まで続く神舞の見せ場は、2日目の夕方から始まる「八関」。赤袴と鬼の面をつけた舞い手8人ずつが息の合った演舞を披露した後、高さが約25bの松に登り地上まで張られた綱を逆さになって下る「松登り」は圧巻だそうです。残念ながら時間の関係で見ることができませんでした
会場内の桜も満開です
行波地区の神楽の起源は1668年との記録が残っていて、1971年に式年祭が始まったそうで228年もの伝統を絶やすことなく今日まで奉納!次回は6年後。「八関」演舞を観覧したいと思います
行波駅より一つ手目の駅、南河内駅に向かう
ローカル線のホーム沿いに咲く桜と駅前に広がる一面の菜の花畑、ラッピング列車とのコラボを撮影に、この時期には連日アマチュアカメラマンが訪れています。ここ最近若い人が多くなりました
清流線は「岩国駅」〜「錦町駅」を毎日10往復します。錦帯橋の架かる錦川の清流に添うように敷かれ、岩国から錦町までの約1時間ほどです。季節ごとにイベント列車を走らせています(2両〜3両編成)
一両編成でしたが、ローカル線ならではのどこか懐かしい光景が広がり、心癒されます。以前は菜の花がもっと多く咲いていたような気がします
西岩国駅〜川西駅に向かう途中の陸橋を通過する清流線(これは以前に撮影)。撮影ポイントは錦町駅までの間に何ヶ所かあります
日本さくらの名所100選にも選ばれている錦帯橋にも普段見ることがないほど大勢の観光客が押し寄せ賑わっていました。桜の開花中は天候もよく桜の季節を存分に満喫しました