国東半島は奈良時代、宇佐神宮の真宮寺である弥勒寺からやってきた僧侶たちの修業の場として栄えた。半島のほぼ中央にある両子寺を中心に広がる6つの郷に開かれた寺を総称して「六郷満山」と呼び、独自の文化が花開いた宇佐、国東半島、昭和の町、仏の里、城下町へ歴史ロマンを求めて訪ねてみました
周南市の徳山港からフェリーで2時間竹田津港に入港!最初に昭和の町、豊後高田を訪ねます
真玉海岸 遠浅の海岸にゆっくりと夕日が沈む景色が美しいことから「日本の夕陽百選」に選ばれているロマンチックな海岸
竹田津港から25分。昭和30年代のレトロな町並みをよみがえらせ、懐かしいあの時代に巡り会える町
総延長550mの通りを普通に歩けば20分もかからない町なのですが、商店街沿いに並ぶ”昭和の店”や建物に足をとめながら散策すると時間がゆっくりと流れていく
昭和ロマン蔵 大分県きっての大金持ち「野村財閥」が米蔵として建てた旧高田農業倉庫で、北蔵(昭和の夢街三丁目館)、南蔵(レストラン、旬菜南蔵)、東蔵(駄菓子屋の夢博物館)に分かれ、駄菓子やおもちゃ、昭和のころの教室を再現したり、昭和の絵本を展示した絵本美術館などの展示施設
昭和ロマン蔵前から商店街をゆっくりと廻るボンネットバス(所要時間15分、無料)が出発します
出会いの里 長屋風の建物の中央には、 鯉の泳ぐ小川があり、 鯉にエサをあげたり、昭和のギター演奏を生で聴けたりと心和むスペースです
昭和30年代以前の古い建物が約7割も残っていたことを逆手にとってその頃の町並みを再現したそうで、”これ見たことある。あんなのもあったよね”幼少のころにタイムスリップし、遠い日の思い出が蘇り懐かしい気持ちになれるそんなところでした
全国 4万余りの八幡宮の総本宮で、原生林が生い茂る43万 平方メートルの境内に、朱塗りの上宮、下宮、若宮神社、絵馬殿、春宮神社などを配しています(中:春宮神社。表参道の最初にある)右:宝物館
下宮 静かで荘厳な下宮。左から一之御殿、中央の二之御殿、右の三之御殿と、順にお参りします。参拝作法は、二拝四拍手一拝
若宮神社 下宮から上宮への参道途中に鎮座.。国指定重要文化財
山門をくぐると上宮です
上宮 本殿は小高い丘陵の小椋 山(亀山)山頂に鎮座する上宮とその山麓に鎮座する下宮とからなり、その周りに社殿が 広がっている。朱塗りの豪華で優美な社殿は、八幡造という古来様式で国宝に指定されている
本殿の脇に立っている樹齢800年といわれる御神木の大楠には、両手を幹にあてパワーをもらおうとする人の姿を多く見かけます。若宮神社の手前の参道にある、三角形の石が二つ並ぶ「夫婦石]縁起が良いといわれているパワースポット
宇佐地方では昔から「下宮参らにゃ片参り」と言われており、上宮と下宮両方お参りするのがならわしとされているそうです。全国的に珍しい参拝方法で知られる神社へは、年間150万人、正月の3日間だけでも40万人が訪れるといわれています
宇佐から杵築に行く途中めがね橋を発見.。大分県は全国で最も石橋が多い地域であるが、中でもこの宇佐市院内町には75基もの石橋が残されており、うち、アーチ橋(めがね橋)は64基と日本一を誇っているそうです
大分県の北東部に位置する市で、九州の小京都。南北の高台に武家、中央に商人が暮らしていた日本唯一の城下町。飴屋(雨夜)の坂を上がり、裏丁を通り寺町に出る。養徳寺、正覚寺、安住寺、杵築カトリック教会が並ぶパワースポット
天神坂を下ると 商人の町通り に。左:きつき衆楽館(城下町に復活した芝居小屋)中:天満橋(谷川がありそこにかかっていた木の橋)右:杵築市役所
広い通りの両側には、創業明治33年の味噌屋さんやこだわりの地元米が並ぶ米穀屋、老舗和菓子店が並ぶ
手前が塩谷の坂、向こうが酢屋の坂。これら二つの坂は谷町通りを挟み向かいあうように一直線に結ばれている
塩屋の坂 を上るとそこは南台家老丁の入り口。ここに立つ中根邸は杵築藩家老中根氏の隠居宅や杵築市の初代名誉市民となった一松定吉氏の邸宅があり、杵築城と海を望む絶景の場所に建っています
酢屋の坂 を上がると上級武士たちの屋敷跡が並ぶ北台武家屋敷通り。大原邸、能美邸、藩校学習館跡などが並ぶ
能美邸 徳川直系藩主が済んだ屋敷で、建築様式などから幕末期のものと推測される。改修に伴って、喫茶やお土産品など販売するコーナーも設けられるなど、屋敷を多目的に利用。そこでティタイム
勘定場の坂 石段の24(にし)段目に富士山型の石があり、そのうえで東の富士山へお祈りすれば、願いが叶うそうです
勘定場の坂を北台武家屋敷から下ると 杵築城 が見えてきます。1394年の築城。模擬天守とはいえ、城跡にそびえる三層の天守閣は在りし日のこの城の姿を偲ばせる
ふるさと産業館 杵築の特産品を販売
杵築レトロ館 ドラえもんがお出迎え
マンホールのふたにはカブトガニのデザイン
武家屋敷跡など、歴史的な景観を今も残している坂道の城下町。映画やドラマのロケ地として使われた町並みは、情緒があり、美しく「着物が似合う歴史的町並み」にも認定された素敵な城下町でした
両子寺 国東市安岐町両子の両子山中腹にある天台宗の寺院で。六郷満山を代表する神社であり、200年程前に造られた国東では最大の仁王像が2体出迎えてくれます。境内は県 史跡。秋は紅葉スポットのメッカ。閉門は5時なので境内に入ることはできませんでした
時間に追われあわただしく観光スポットだけを廻ったのですが、静かに流れていく感じでのんびりと町巡りができました。なかでも杵築の城下町のたたずまいは心に残る好きな場所です。両子寺の紅葉は是非見てみたい絶景でしょう。両子寺の七不思議の一つ、晴れた日でも雫が落ちるといわれる「しぐれ紅葉」とは・・・・
ランチは宇佐神宮近くにあるカフェ、ピープル・ステーションで。マーガレットの花で覆われた外観がかわいらしく、手作りのガーデニンググッズや多肉植物で飾られていていい雰囲気のカフェ。ミニオムカレー&ハンバーグのレディ−スセット。ドリンク、デザート付き (2017年4月22日)