松山城

江戸時代までに建造された天守が今日まで残っている城は全国に12城。現存天守の一つを有する松山城は、標高132mの勝山の山頂に佇み山城ならではの城造りが特徴で町のシンボルです

ロープウエイ街 は松山城ロープウェイ乗り場である東雲口駅舎まで続く商店街で、緩やかな坂道が続き松山市のご当地グルメのお店が軒を連ねています。なかでも「鯛めし」が有名とあって長蛇の列ができいます



8合目にあたる山頂駅・ 長者ヶ平 まではロープウェイやリフトで登ることができます。その昔近郷随一の長者が住んでいたので、この名がついたと伝えられています。ここから天守までは歩いて10分程です。麓からの登城道を登り天守まで行くこともできます

長者ヶ平から少し登った先には本丸で最も高い石垣が見えてきます。石垣の高さは約17mもあるそうです

加藤嘉明が1602年(慶長7年)から約25年の歳月をかけて築城しました。攻守の機能にすぐれた連立式天守をかまえた平山城といわれています。石垣越しに天守が見えてきます

坂道を登ると先に見えてくるのが 戸無門 (重要文化財)です。戸無門の名前の由来は元々戸が無かったのでその名が付いたと伝えられています。この先筒井門へ敵を誘い込み殲滅させるためとも言われています

戸無門を抜け進むと本丸で最も大きな櫓門・ 筒井門 があります。筒井門の奥には、敵の目に触れないように造られた 隠門 があります

本丸広場からは松山市内が眺望できます

屏風折りの石垣が美しい!防御を高めるために石垣を屈曲させたものだそうで、敵の側面から横矢を掛けることが出来るので攻撃的な死角が少ないと言われています

松山城の 天守 は現存12天守のうちの1つで、天守は落雷により焼失を経て再建されました。天守内部には歴代城主の甲冑や刀、古文書などが展示されており、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています

この門の北側に紫の竹が植えられているので 紫竹門 と呼ばれています

乾櫓 (重要文化財) は築城当初より現存する二重の隅櫓で、乾門・乾門東続櫓と共に正木城から移築されたと伝わっています

野原櫓(重要文化財) は、初期の天守構造である望楼型で、二重の櫓が現存しているのはここだけだそうです

帰りはロープウエイを利用、リフトより短時間で東雲口駅に到着。登山道が真下に見えます



ロープウェー商店街にある結庵(ゆあん)で松山名物の「鍋焼きうどん坊ちゃんセット」をいただく。アルミ鍋で煮ており、だしを甘めに味付けしているのが特徴。、白くてつるんとしたうどんに、定番の牛肉、かまぼこ、ネギなどのほかに卵焼きがトッピングされています。「一六タルト」や「坊ちゃん団子」といった松山銘菓も一緒に楽しめとても美味しかったです (2025年4月11日)