毛利氏庭園 紅葉2023

防府市の毛利氏庭園は旧長州藩の毛利氏により、大正5年(1916)に完成した庭園で、国の名勝に指定されています。広大な日本庭園は丘やせせらぎや池があり自然美を配した雄大な規模を誇り、秋には紅葉の名所として多くの観光客が訪れます



駐車場より松並木の路を進むと城門を思わせる豪壮な総欅作りの表門があります。表門の中央は主人と特別な人が通る時以外は開くことはなかったそうです。表門から本邸に続く通路に沿って梛川が流れカエデの林があり、反対側には沢山のツツジが植樹されています





石橋を渡り、本邸に続くゆるやかにカーブした道にも黄や赤に色づいたもみじが綺麗です





1,200坪の豪邸は、総ヒノキ造りで江戸時代の御殿さながらの規模や邸内の装飾は近代和風建築の枠を尽くしている旧毛利氏本邸。内部は毛利博物館として、毛利元就ゆかりの品や国宝、重要美術品などを鑑賞できるようになっています(入園料は庭園のみで400円、博物館は特別な催しなどで料金が変更されます)

庭園は2階建て書院の真正面に広がります。多々良山山麓に位置するため自然地形を生かし、松を主体に植裁され、石組、芝生や石橋が配置してあり伝統ある旧大名家本邸の変化にとんだ庭園になっています



綺麗に手入れされた日本庭園と赤く染まった紅葉はとても綺麗です。庭石の傍にはツワブキも咲いています

本邸の東南中央には瓢箪池(ひょうたんいけ)があり、初夏にはスイレンが花を咲かせます



瓢箪池から本邸を望む。庭の中心となる瓢箪池を廻る回遊式の庭園となっているので変化のある庭園散策を楽しめます。また桜やつつじ、ショウブなどが咲き四季折々、季節ごとに景観を楽しむことができます (2023年11月23日)