No.19

     豪雨被害(2018年7月7日)  

4日間降り続いた雨で、錦帯橋が架かる錦川が危険水位を超え、避難勧告が出されたのは6日。梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で5日からの記録的な大雨。危険が迫ったサイレンが未明に鳴り響く。九州、広島、岡山、京都などに多くの被害をもたらし、未だに行方不明の方が多数おられる甚大な被害がでています。これ以上被害が広がらないことを願うばかりです

たたきつけるような雨の音に眠れないままに一夜が明けました。雨は上がり曇り空。心配になり錦帯橋近辺まで出かけましたが、普段とは違う驚くべき光景が広がっていました。錦川に架かるJR山陽本線の鉄橋すれすれまで水位が上がり、清流の緩やかな流れからは想像もできないほどの濁流が勢いよく流れていました

錦帯橋の下流に掛かっている臥竜橋は橋げたがほとんど水没しています。その昔は木製だった臥竜橋ですが、度重なる洪水に遇い流失し現在のコンクリート製の強い橋に生まれ変わったそうです

始めて見る光景にびっくりです。橋脚の石垣に音を立ててぶつかるように勢いよく水流が当たり、流木やごみが次々と流れてきます。岩国市中心部の雨量は、降り始めから約420ミリを超えたそうです

危険水位を超えたため錦帯橋は、通行禁止です


上流にある錦城橋から眺めると、観光バスや乗用車の駐車場となる河原も濁流にのまれて見えません。草野球やイベントの行われる河川敷も水浸しです


吉香公園内にある吉香菖蒲園は冠水し、佐々木小次郎像も濁流の中。吉川資料館や新しくできた五橋文庫、古民家のカフェ・光風堂も被害にあわれています。早く水が引き以前のように営業がができるようになることを願ってます

数十年に一度とか、これまでに経験したことのない雨量とか、よく報道番組で耳にしますが、こんなことなんだなと実感しました。岩国はまた今夜から雨になるそうなのですが、これ以上被害が拡大しないことを切に祈っています