No.29

     紅葉谷公園の紅葉 2018(2018年 11月7日)  

朝、晩すっかり冷え込む今日この頃、ちらほらともみ狩りの声が聞こえてくるこの時期、お気に入りの場所「もみじ谷」の紅葉が気になり出かけてみました。色づきはまばらですがそれなりに美しい光景に出会えました。今週末が見ごろとなるようです

紅葉谷界隈は、いつもひっそりとして落ち着いた雰囲気のあるところで、寺院や岩国藩主吉川家墓所などがあり趣のある場所です。昔この辺りは「寺谷」と呼ばれ、多くの寺院が集まっていたところだそうです


永興寺(ようこうじ) 臨済宗の寺院で、山門にかかるもみじは、巨木で真っ赤に色づくと趣のある風情を見せてくれます。公園内には、イロハモミジなど約700本ほどのカエデの木々があります>

洞泉寺 吉川家の墓所の寺院で、樹齢300年を超える枝垂れ梅「臥竜梅」や梅の古木も数本あり、白い土塀に映え華やかな景観を見せてくれます


石段を登れば小さな池があり、その端には中国風の建物「六角堂」があります。石段の左手には岩国出身の作家宇野千代の言葉を刻んだ石碑があります。六角亭は、岩国出身で朝鮮総督を勤めた長谷川好道元帥が朝鮮から寄贈されたそうで、エキゾチックな雰囲気があります。六角亭を囲むようにモミジが色づき、公園の中では一番魅了的で美しいところだと思います

錦帯橋から徒歩でも10分もかからない距離にあるのですが、紅葉のシーズン以外は案外と観光客は少な目です。新緑の頃もとても綺麗です。もみじ谷の奥は岩国城へと続く登山道があり、普段は地元の人のウオーキングコースとして人気です

吉香公園内には、ショウガツサクラが満開です。バラ科の植物で、花弁は八重咲で、4月とこの時期と2度開花するそうです

米軍岩国基地内の二組の正装したカップルが写真をとられていましたので、1枚だけお願いして撮らせていただきました。いいポーズとステキな笑顔です!


いろやギャラリー 古民家を改築したギャラリーでいろいろな分野の作品を展示、販売しています。11月1日〜15日までは笑顔の配達人 中原 晶大展を開催しています

先天性の障害や病気をもつ作家の中原 晶大(なかはらあきひろ)さんはアクリル絵の具を使い仏像がやかぐら等の和の世界からオリジナルキャラクターのイラストなど幅広く活躍。なかでも「幸せじぞう」は多くのファンを持つ作品だそうです。ほんわかした表情にほっこりとした気持ちになりました