No.72

    城山に登る! 2022年2月7日  

久しぶりに城山にある岩国城天守閣までの散策道を歩いてきました。標高約200メートルの城山の山頂までは舗装され、一般車両は進入禁止となっているため安全な散策コースとなっています。ロープウエーに乗れば山頂駅まで僅か3分ほどなのですが、登山道だと山頂駅まで25分。そこから岩国城まで徒歩10分ほどかかります

登山コースは岩国城ロープウエー乗り場近くからの山道で山頂に向かうコースと紅葉谷公園の六角亭を過ぎたあたりに登山道入り口のあるコースがあります


森林浴を楽しみながら登る。頂上までは山道にしては蛇行が少なくゆるやかにカーブを描いた登坂が続いています。クス、ツバキなどがの木々があります

途中2ヶ所ほど休憩用のベンチや展望台が設けられています

岩国城ロープウエー山頂駅に到着。おもしろパークにはからくり時計があり、時間になると毎年錦帯橋下で行われる鵜飼をテーマにしたカラクリと音楽を楽しめるようです。これより岩国城を目指します

岩国城への途中にある大釣井

この大井戸は築城と同時に作られ武器弾薬を貯蔵していた。また敵に包囲されたりした時の非常脱出口でもあったとも伝えれれています

復元された旧天守台。天守は元々ここに建っていたそうです


初代岩国領主吉川広家によって慶長13(1608)年に作られた山城で、築城より僅か7年後の1615年 (元和元年) には取り壊しとなりました。現在の天守閣は昭和37年に復興されたもので四重六階の桃山風南蛮造です。天守内には刀剣や武具甲冑類が展示されています

岩国城からは大きく蛇行する錦川の雄大な流れや5連のアーチを連ねた錦帯橋とその周囲に広がる城下町を眺望できます

本丸を中心として南西に二ノ丸、北東に北ノ丸、ほかに水の手などの曲輪が配置されています。二ノ丸広場の大手門より北の丸へ


城山の尾根沿いに石垣続き、ヤブツバキの群生林もあります

北の丸跡には、急斜面の城山山上で石垣を崩すと危険なため取り壊しを免れた400年前の築城時の石積みがそのまま残されています

幅約20m深さ約10mという大きな空堀は、鉄砲による敵の攻撃を防ぐために作られたものだそうです。上階を下階より大きく造るという特異な形式である岩国城は、錦帯橋とともに岩国観光のメインの一つになっています


帰りはロープウエー(片道330円)で・・・・ロープウエー車内からは吉香公園が一望できます。ローウエーは15分間隔で運転されています