滝めぐり partW

島根県鹿足郡吉賀町の平栃(ひらどち)の滝森林公園には、高津川の支流平栃谷にかかる公園内には、下流から「小魚切りの滝」、「大魚切りの滝」、「水呑み滝」、「いろは滝」、「源兵衛滝」と5つの滝が次々に現れ、それらを総称して「平栃の滝」と呼んでいます。その中でも一番大きな「大魚切りの滝」は高さ22メートル.。堂々と水が落下しています

平栃の滝の案内板を見落として、気が付けば津和野町 日原 まで来てしまいました。折角なので1985年(ハレー彗星が地球に接近した年)に全国初の公開天文台として建てられた日原天文台を見て帰ることに・・・ 高津川の両岸に広がる日原の街並み。赤い瓦の屋根が印象的

平栃の滝

国道187号線を道の駅.・かきのきを日原方面に進む。緑の橋の手前を左折し、林道を進むと駐車場が有ります。トイレも完備

最初の滝 「小魚切りの滝」 は駐車場傍にあります。落差7m

遊歩道は昨日降った雨のためぬかるんでいて、何か月も人が歩いた様子もないほど落ち葉が山積してます。大魚切りの滝まで190m

「大魚切りの滝」 この渓谷を代表する滝で、滝つぼに近づくと水圧で飛ばされそうになるほどの水量が流れ落ちていて、見ていて飽きのこない滝で感動しました

東屋を後に二番目の滝 「水呑みの滝」 に向かいます。遊歩道のそばにあり、黒い岩肌を滑るように優しくて繊細な水が流れ落ちています。水が飲めるほどの透明感があることからつけられたのでしょうか?落差14m

「いろは滝」 なだらかにくねくねと曲がって流れ落ちる滝。滝の名は、このあたりにもみじの木があることからつけらのでしょうか?落差40m。この辺りから倒木や落石が激しくなってきます

最後の難所、勾配のある遊歩道を登りつめると最後の滝が見えてきます

最上流の滝 「源兵衛の滝」 落差10m。流れの美しい滝で、平家の落人・坂田源兵衛の名を取ったものだそうで、遊歩道はここで途切れています。400mの遊歩道の間にある大小4つの滝はそれぞれに趣があり、感激できる滝でした。紅葉の頃、再び訪れたいものです

欅がるてん 平栃の滝入り口付近にあり、週末のみのオープン。○○小学校〇分校のようなつくりの可愛いカフェでランチ。ランチは右:カレー 左:ハヤシライスの2種類(\800)のみ

滝以外にもある柿木村エリアの見どころ

  • 道の駅 かきのきむら
    有機農業の里として知られている柿木村の特産品や安心、安全な野菜を販売!


    大井谷の棚田
    約600年前に築かれたといわれ、「日本の棚田百選」に認定されている石垣の田んぼが並んでいます


  • 間歇泉
    日本でも 数少ない希少なタイプの間歇泉を見ることができ、 20分おきに5分間2メートルまで吹き上がり木部谷温泉の松乃湯の源泉になっている

    松乃湯
    古く から弘法の湯として知られ、源泉は無色透明ですが、しばらくすると茶褐色のお湯に 変わるそうです

              

柿木村から20数分六日市商店街には、日本を代表するデザイナー・森英恵の生家跡をフラワーガーデンとして整備した”まちのお庭”がありました

樋口地区に自生するカタクリ花が見たくて カタクリの里 にやって来ました



例年3月下旬から4月上旬に見ごろを迎えるのですが、今年の開花は遅れているようで、再度(4月10日)かわいい淡紫の花が斜面一杯に咲いているのを見たくて訪れました。想像していた通りの可憐で、気品のある花に感動しました

山吹グリーンファーム で自家飼育のジャージー牛から搾った牛乳を使ったソフトクリームをいただく。滑らかな深い甘さがたまらなく美味でした。自家栽培の古代米を練りこんだうどんなどの軽食もいただけます

六日市エリアの見どころ


  • むいかいち温泉ゆらら
    温泉、プール、レストラン、宿泊施設などが整えられた総合施設。源泉かけ流し湯や大きな露天風呂が人気

    水源公園
    高津川の水源で名水百選に指定された「大蛇ヶ池」を中心と した公園で初夏には菖蒲が咲き、自然いっぱいの公園になっています

    一本杉
    樹齢100年以上といわれ、島根県の名樹百選に指定。樹高20m、根元周り約5m



  • 利光の彼岸花
    利光地区には辺り一面彼岸花が咲き誇ります。花の見ごろには祭りが開催され石見神楽の上演などが催されます

    コウヤマキギャラリー
    コウヤマキ自生林の観察拠点であり、コウヤマキに関する 展示室や自然林が展望できる休憩室などがあり、自然観察会も催しています

    新宮神社
    ゆ・ら・ら前の県道を渡ると神社の境内までつづく石段があり、守護神の5龍(赤龍、黒龍、白龍・・)が出迎えてくれます

彫刻の道 六日市出身の彫刻家・澄川喜一氏が監修し整備した公園で国内外の彫刻家の作品を展示。むいかいち温泉まで通じる芸術の道

吉賀町を訪ずれたのは今回で3度目。森に囲まれた町の散策は、穏やかな気持ちになれ、元気を取り戻し明日への活力になります。美しい高津川のせせらぎや木々の葉が風にそよぐ音に心地よさを感じられるそんなところです

吉賀をあとに岩国市錦町・木谷峡を目指す

源平の哀史を秘めた木谷川に刻まれた峡谷で、滝や 淵、奇岩怪石の連なり別名、もみじ峡とも呼ば れている

  • 姫岩 この岩には、落ち延びた平家に連れ去られた源氏のお姫さまと地元の若との恋物語が秘められているそうです

  • 鹿落ちの滝 落差が約40mあり、落人に追われた鹿が、滝を飛び越えることができず、足を滑ら せたことから名付けられた

  • 香椎神社  神木と云われる宮 もみじは、渓谷を這うようにたち、天然記念物に指定されています

  • 神社の前にも小さな滝?が流れています。滝といえるかどうか分からないけど、このような流れはたくさんあります

    • 八幡の滝 八幡の滝 高さは10m弱ですが、大きく深い滝壺を持ち、木々に囲まれた綺麗な滝

    • 八幡の滝のそばにある高さ約15mの 脇滝

    紅葉が美しいことから紅葉狩りの季節は、多くの観光客でにぎわいます。渓谷沿いを車で走ることができるので、容易に紅葉やいくつかの滝を見ることができますが、ただし離合が難しい道幅です   (2017年4月1日)