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吉和 水仙の里

廿日市市吉和は自然が美しいことで知られていますが、国道186号線沿いの道路の両端に数万本の水仙が永遠と咲く水仙ロードが観光名所として知られています。標高600mにある吉和は春の訪れも少し遅く、4月の下旬には、しだれ桜とラッパ水仙のコラボが見られます



水仙は120万株あり、24kmも続いているそうです。吉和では、1985年頃から旧吉和村役場の職員が中心となって水仙を植え始めたそうで、道路沿いのみならず民家の庭先や川の土手沿いにまで咲いています

水仙の開花は例年4月上旬から中旬ころ。さくらの開花の遅い吉和では、水仙と桜のコラボレーションも楽しめます



黄色い花を咲かせたラッパ水仙は里山に春の彩りを添え華やいでいます

ラッパ水仙の花言葉は色によって違い、黄色は「尊敬」心遣い」「あなたを待つ」

中国自動車道の高架橋下に咲き誇る黄色の水仙は見事で、気持ちも明るくなり見ていて感動します



枝垂れ桜の見頃はもう少し先のようです。水仙はGWごろまで見られるそうです

太田川に架かる新田尻橋あたりの水面をこいのぼりが泳いでいる光景がとても綺麗でした

畑に咲くのはすももの花。傍に咲いているのは可憐な白いラッパ水仙

中中国自動車道吉和インターの入口付近に咲く水仙。背後の山はスキー場のある女鹿平山(めがひら)

土手沿いの桜は満開です。桜の下でお花見を楽しんでいるグループもおられ、桜のシーズンも終わった沿岸部とは随分と気温差があることに驚かされます



今シーズンの営業はすでに終了しているめがひらスキー場。吉和ICから2kmとアクセスもよく人気のスキー場で、隣接する温泉宿泊施設「クヴェーレ吉和」もあり、スキーやスノボー、温泉も楽しめます

「クヴェーレ吉和」と同じ敷地内にある「ウッドワン美術館」。近代・現代の日本絵画、エミール・ガレのガラス、ドイツのマイセン磁器など、美術品約800点を所蔵



ドイツの名窯マイセンをはじめとした格調高い陶磁器を楽しむことができる「カフェ・マイセン」。木製のテーブルやチェアも素敵な店内はマイセンやフランス、ヨーロッパの食器や絵皿が並べられていてシックでゴージャスな雰囲気です



カップのの持ち手が特徴的で、繊細なタッチで描かれているアンティークカップでいただくコーヒーは一段とまろやかで美味しく感じます。「西の軽井沢」と言われる吉和は自然を満喫できるところです (2025年4月19日)