はつかいち美術ギャラり-開館25周年記念のイベントとして2022年8月20~10月23日までイヌやネコ、などの生きものたちの姿をありのままに表現する彫刻家「はしもとみお」さんの木彫展が開催されています。会場には生きもの達の愛らしく生命力あふれる力強い作品が並んでいます。会場内は写真撮影OKです
はつかいち美術ギャラリーは町の小さな美術館として地域のグループや個人の作品の発表の場として利用されています
第一展示室には「ブサカワ」で人気者になった秋田犬の「わさお君」が在りし日をしのぶように生き生きと表現されています。作品の一部は触ることができ、木の質感とは思えないような手触りを感じました。会場には作品約500点とデッサンが約150点が紹介されています。製作工程の大部分が生き物の観察とスケッチ、ふれあいだそうで愛情深く生み出された作品は、今にも動き出しそうで生きているように見えます
広島での開催らしく厳島神社を目指す動物たちが描かれています
木彫りのネコたちは愛くるしく、ありのままが表現されており可愛い表情に癒されます
はしもとみおさんの愛犬「月君」がモデル
ぬいぐるみのようにふかふかのわんちゃん達。会場は大人から子供まで楽しめるよう作者はしもとみおさんの想いが詰まっていて、生命力や暖かさを感じます。また会いに来たくなるようなステキな表情をしています
第二展示室は王者の風格漂うクマ「シユウくん」の部屋があります。小さな生きもの達と共生しています
大好物のバナナが気になる実物そっくりなオランウータン!
第三展示室は実際に宇宙へ行ったライカ犬「クドリャフカさんの部屋
制作風景を紹介。三重県北部の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿形を木彫リにし、木彫りの動物たちに間近で触れ合える展覧会を各地の美術館で開催するほか、動物たちの肖像制作、フィギュアやオブジェの原型制作や動物たちのイラスト等も手がけるそうです。生きものとふれあう愛が刻み込まれた作品の数々に感動しました (2022年9月8日)