"酒処・東広島市西条の酒蔵が建ち並ぶ酒蔵通りにある酒元では、普段見ることのできない酒蔵の見学をはじめ絞りたてのお酒を飲したり、酒造りの話を聞けたりと日常では味わうことのできない「蔵開き」ならではの体験ができるイベントをGW期間中に開催しています
酒蔵通りの歴史と文化を紹介し、イベントなど. も行われる多目的広場・西条本町 歴史広場
多目的広場の近くにあるのは白牡丹酒蔵。1675年創業の日本酒「白牡丹」で有名な酒蔵で西条の中で随一の長さを誇り甘口のお酒として長く定着しています
直売所ならではのお酒を購入できます
直売所の奥には醸造用の甕や桶などを展示する見学室があり、夏目漱石や棟方志功が愛飲した日本酒銘酒。「白牡丹」のラベルを作成した棟方志功氏の手紙や絵画も見ることができます
見学室の壁には全国新酒鑑評会金賞の賞状が壁一面に飾られています。また試飲サーバーによる試飲ができその時期お勧めのお酒を100円で1~2銘柄試飲ができます。この時期のお勧めは広系酒44号&45号を使用し試験醸造した純米吟醸酒です。女性でも飲みやすく甘口のお酒でした
黒格子の美しい蔵は明治後期の建物で当時の面影を残す酒蔵は、創業150周年を迎えた西条鶴酒造。地元の酒米と軟水に近い柔らかい水で作るお酒は、どんな料理とも調和し、繊細で深い味わいのある
こだわりの逸品、純米大吟醸酒は香り高めでフルーティーで深い味わいがあるそうです。最高級品でお祝いなどの贈答品として人気があるようです
蔵を抜ける通路の壁面には、伝統の酒造りを伝えるパネルが展示されています。日本酒以外にも福袋、エプロン、エコバックなども販売しています
100%広島産にこだわった酒米を使用。千本錦、山田錦などと記された稲穂が吊るされています
江戸時代天保年間に掘られた井戸水、天保井水を仕込み水として使用。日本酒造りに欠かせない仕込み水は、各酒造会社では、それぞれ自由に持って帰れるようになっています。仕込み水を飲み比べてみるのも楽しいのでは・・・・
大正6年(1917)の創業。優秀な杜氏を育てたことから「西條酒造学校」と称され、ふっくらとしてキレのいい銘酒を醸し続けている福美人酒蔵。 恵比寿蔵と呼ばれる敷地の中央に建つ赤煉瓦造。煙突の高さは27mもあり、西条に現存する煉瓦造煙突では最も高いものとなるそうです
恵比寿蔵の直売所では、日本酒以外にも酒粕を使用しクリーミーな泡立ちのする酒粕石鹸やジェラート、酒粕プリンなどの販売もあります。美肌や美白効果もあるといわれる酒粕は使っていると、徐々に肌がしっとりしてくるそうです
創業とともに建造された深さ11mの「恵比寿1号井戸」は別名「美人の井戸」とも呼ばれています。仕込み水に使用されており、やわらかくて美味しい!
「美人の井戸」の水と米、米こうじのみで醸したお酒。どっしりとした純米酒なのでお米の香りが際立つ甘めのお酒だそうです
加茂鶴酒造ののフェンスに取り付けられている「酒のモニュメント」。多くの文筆家さんや著名人が書いた酒の文字とエッセイのパネル。今年1月8日に「花いっぱいプロジェクト」のイベントで訪れた時に開いてなかった酒蔵を主に見学しました (2024年4月28日)