広島県庄原市にある国営備北丘陵公園のウィンターイルミネーション「備北イルミ」が11/7~来年1/17まで開催されています。今年で26年目を迎え公園内の地形や樹々を活かし、中の広場、ひばの里、花の広場と各エリアごとに違った光の演出が楽しめます
新型コロナウイルス禍に見舞われたは2020年、明るさと元気を取り戻す願いを込めた「明日への光」がテーマです。公園内が約70万球の電球でロマンチックに彩られ,3つのエリアで楽しめるイルミネーションの数々は圧巻です
中の広場で点灯カウントダウンが始まり、17時30分に一斉点灯が始まると歓声が上がり中の広場が光に包まれます。特設ステージでの点灯ボタンは希望して申し込めば抽選で押すことができます。高さ11mのシンボルツリーが色を変えながら輝いています
中の広場のテーマは「虹」。フォトスポットのハート型の電飾には長蛇の列
三日月の馬車。馬車に乗っての撮影ができるとあってファミリーやカップルの長ーい行列ができていました。メルヘンチックでおとぎ話のワンシーンのようです。国営備北丘陵公園は中国地方唯一の国営公園で1995年4月に開園しました。中国山地のふるさと景観が再現された「ひばの里」、春から秋にかけてたくさんの花が咲き競う「花の広場」、つどいの里、みのりの里などのほかレストランやドッグラン・ キッズスペースなどの多彩な施設とともに、四季を通じて各種イベントなどが開催されています
中の広場の正面には棚田や池が配置されてありイルミネーションが池の表面に写りより煌びやかに見えます。段々畑一帯の木々には無数の電飾が光り輝き繊細でひときわ美しい!
ひばの里の風景。中国山地の暮らしと懐かしいふるさとの景色や陶芸や竹細工・木工の体験できる施設などがあり田んぼや畑では、農村の四季そのままに昔ながらの手作業で農業を営んでいるそうです
桜の木をイメージしたオブジェ・冬桜。イルミネーションの花が満開に咲き水面に映し出されとても幻想的で和傘とのコラボがお洒落です
ひばの里のテーマは「まつり」。夏祭りの提灯やぐらや花火など賑やかで楽しくなる風景を演出
鳥や蝶、屋形船など日本的な風情があり、樹々のライトアップも効果的です
豪農の家を再現した「比婆さとやま屋敷」の2階では和紙で作った行燈を展示していました。1階ではいろり端での季節のもてなし、ふるさと遊具の体験などが楽しめます。屋敷の前庭で焚火を囲みながら暖かいぜんざいをいただきました
イルミネーション開催中の土曜日(12月19日まで)限定で花火が上がります。18時~19時の間に3分間、100発の花火が夜空を照らします
春・秋には、花々で埋めつくされる約1.5ヘクタールの花の広場では、広島発上陸のミラーボールを使い光と反射の空間作品を創りだすアート集団「ミラーボーラー」が登場。テーマは「希望の花」。有料エリアで大人 400円、小人200円ですが新たな光の演出で今までに見たことのないキラメキ空間は必見です
光のドットでうめつくされた広場の中央には巨大な花「希望の花」を咲いています。会場全体をカラフルに彩り、暗闇の中幻想的な空間が広がり、宇宙をさまよっているかのようです
地面に無数の光をちりばめながらぐるぐる回るミラーボールは神秘的でとても綺麗でした
展望台からの眺めも素敵です。花の広場は他のイルミネーションと違い別世界にいるようです
ぐるーと一周して中の広場に戻ると電飾されたロードトレインがお客さんを乗せて中の広場ステーションに帰ってきました。約1時間おきに中の広場を出発し、園内をぐるっと一周します。車掌さんがイルミネーションの見どころを紹介してくれるそうです
園を出る頃にも駐車待ちの車の列が途絶えることなく続いていました。広大な敷地にすごい数のイルミネーションが輝いていて、テーマ毎に変わる配色にも感動します。3密を避けれないほどの人混みの多さに驚きますが、それ以上に美しいイルミネーションに寒さも忘れるほど魅了されました。開催期間は2020年11月7日~2021年1月17日 17:30~21:00(金、土、日、祝日は22:00まで (2020年12月5日)