永源山公園・ゆめ風車チューリップ

周南市の永源山公園は、市制施行を記念して造られた総合公園。オランダ国デルフザイル市と姉妹都市であり、山頂にはオランダ風車の「ゆめ風車」があります。毎年この時期には、風車を囲むようにチューリップが咲き、オランダにいるような雰囲気を感じることができます

開園面積13.3ヘクタールの総合公園で、園内は「水」をテーマに都市的な開発ゾーンと、緑豊かな樹林の残っている保全ゾーンの2つのテーマをもとに造られています

「ゆめ風車」へは、遊歩道で頂上まで行きます。途中にある「夢虫基地」長い滑り台やクモの巣ネットがあり、自然の中で夢中になって遊べるそんな施設です

古墳跡や姉妹都市のデルフザイル市の名前が刻んであるパンジーの花時計があります。色が褪せていましたがクリスマスローズが至る所に咲いていました


姉妹都市を結んだデルフザイル市の風車をモデルにして造られたもので、高さ約24m、羽根の直径約24.66mあり、日本にある風車の中では一番の大きさを誇るそうです。近くで見るととても大きく、迫力があります。1Fにはストリートオルガンが展示してあり、ハンドルを回すと自動演奏され音色を楽しめます。2Fは20世紀初期のオランダの当時の衣装や日用品が展示してあります

プランターにはチューリップが咲き、オランダにいるかのように演出。八重桜とのコントラストも綺麗です。大きな風車は山頂にあるので国道からも見えます。羽根は風の力によって回転するそうです

風車の隣には展望台があり、そこから周南の町並みや工場群を眺めることができます。アーチ状の橋は「周南大橋」海に浮か小島が「蛙島」後方の島は「大津島」。よく晴れていたのでいい景色です

公園内を散策しながら降りていきます。芝生広場に野外ステージ。市政記念広場には、噴水と「調和」を表すモニュメントがあります。園内にはつつじが多く植えられていて毎年ゴールデンウイークには つつじ祭り が開催されています

遊具のある広場近くに沢山のチューリップを発見。花壇はオランダ・デルフザイル市との姉妹都市提携を記念して設置されたもので、色とりどりのチューリップが配列よく咲いています


チューリップはオランダ原産の球根を取り寄せ、公園全体で約14品種、約18000本のチューリップが植えられています。桜の名所でもあるのですが、今年は満開の時期が早かったのでもうすでに葉桜になっていました

緑豊かな広大な園内は、チューリップをはじめ桜、つつじ、もみじと四季折々の草花を楽しめます。芝生広場ではお弁当を広げたり、サーカーなどのボール遊びができ、夏にはプールなどで水遊びを楽しめます。家族ずれにも人気の公園で市民の憩いの場所になっていますす。山頂の風車からの眺めもすばらしく、夜には周南コンビナートの工場夜景を楽しむことができます

 防府市西浦地区のエヒメアヤメ 

永源山より30分ほど、防府市の西浦地区に到着!青紫の可憐なエヒメアヤメを見にやってきました。西浦地区はエヒメアヤメ自生南限地帯として国の天然記念物に指定されている貴重な場所だそうです。7日から一般公開されています

4センチほどの花びらは上品な青紫色、ここ西浦地区には約1,700株が自生しているそうです。誰故草(タレユエソウ)という古名を持ち、地域によってはヒメアヤメ、イッスンショウブなどとも呼ばれているそうです

エヒメアヤメが自生している場所には、ロープが張られています。小さな背丈の花なので注意していないと誤って踏みつけてしまいそうです。三つ葉つつじも見ごろです

始めて見るエヒメアヤメは、高貴で美しい小さな花でした。以前は山全体に自生し美しい花を咲かせていたそうですが今ではその数も減少傾向にあるそうです。そこで保存会の方によって雑草の刈り取りなどして、花の数を増やしてきたそうです。あちこちで塊になった株から可憐な花がひっそりと咲いていました.。通常は立ち入り禁止で一般開放の期間中(4月7日〜16日)のみ入ることができます (2018年4月8日)