二葉の里歴史の散歩道は双葉山山麓に点在する神社・仏閣・史跡などの文化遺産を結んだ散歩道で広島市が昭和58年に指定したもので、広島の歴のルーツを探ることができ、見どころいっぱいの散策道。七大神社仏閣へのお参りは、広島新幹線口から2時間足らずですべての社寺を参拝することができます


最初は饒津j神社

饒津j神社(にぎつ神社) @恵比須天 江戸時代後期から 明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつで、参道の両側には家臣から寄進された127基の石灯篭が並ぶ。 向唐門は全国で有数の大きさを誇り、芸州鎮護、文武両道の神をお祀りする神社。原爆投下で石造物と数本の松が残り、手水はひび割れ、変形をしています

最初の神社から歩いて2分、2番目の明星院

明星院  A毘沙門天
真言宗御室派 の寺院。本尊は千手千眼観世音菩薩

毛利家、忠臣蔵ゆかりの寺院。 もともとは妙寿寺という 寺名で建立された、毛利輝元の母の位牌を安置。現在の建物は昭和49年(1974年)に再建され、堂内には広島浅野藩の分家にあたる赤穂義士四十七体の木像が安置されています

3番めも歩いて2分、100mで鶴羽根神社

鶴羽根神社 B弁財天 境内には、石段のそり橋がかかっている。 以前は「椎木八幡宮」と呼ばれていたが、明治のはじめに神社裏の山形が鶴の羽根を広げた姿に 似ていることから鶴羽根神社に改名。日本初の民間飛行士「山縣豊太郎」の銅像がが再建された(彼の氏神様が鶴羽神社であったことから)。手水鉢は、爆震に耐え今日その姿を残しているそうです

歩いて7分、4番目の広島東照宮へ

広島東照宮 C福禄寿 全国各地にある東照宮の1つで徳川家康の霊を祀る神社。安産祈願・子育て(初宮,お宮参り,七五三)・厄祓(厄払い,厄除け)・繁栄の神社.。原爆により本殿、拝殿は焼失し、唐門のみ残り、その後再建される。何十段もの石段を上る、天空にそびえたつ神社のようです

広島東照宮から歩いて約10分、5番目の尾長天満宮

尾長天満宮 D寿老人  坂を 登った先に鎮座し学問、書道の神として菅原道真を祀る合格祈願神社。菅原道真が、九州太宰府に下る途中、尾長山の麓に船を寄せ、この山に登って休息したと伝えられている。七福神の寿老人は 富と健康を与えてくれます

6番目は國前寺へ、約4分

國前寺  E大黒天  浅野藩の菩提樹として造営された日蓮宗本山の寺院で暁忍寺から國前寺へと寺の名前を改める。原爆でも倒壊を免れ、現在でも本堂と庫裏(くり)、山門は江戸時代の建築が残っています。山門の左右には二体の仁王立像が立っています

最後は国前寺より約4分で聖光寺

聖光寺 F布袋尊  かっては瑞川寺と称し、広島で最古の曹洞宗の寺院。金色に輝く聖光観音像や「洞景苑」と言われる枯山水、 十六羅漢、六地蔵が有名なお寺で、他にも境内には赤穂義士・大石内蔵助親子の供養 塔がある事で知られています。梅や桜の名所としても有名

原爆により焼失した由緒ある神社やお寺も多くあり、それぞれ再建されて先人の歩んできた歴史を今日に伝えています。歴代の城主は城の鬼門にあたる二葉の里方面に領土鎮護のため、神社やお寺を建立したそうで、この散歩道は1000年前まで蘇る歴史を持つ。心身ともにリフレッシュでき明日からの活力になりました(2017年1月2日&7日)