大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になっている萩。毛利36万石の城下町の面影が残り、幕末の志士ゆかりの地や歴史を感じる通リ、土塀と夏ミカンなど風情あふれる町並みをぶらりとあるいてみました

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  • 萩駅エリア

    藩校明倫館は、享保3年(1718)に5代藩主吉元が毛利家家臣の子弟教育のために萩城三の丸(堀内)に建てた藩校です。有備館、水練池、聖賢堂などの遺構が残っている。国の史跡に指定されている。著名な出身者としては、桂小五郎(後の木戸孝充)、吉田松陰、高杉晋作、長井雅楽など・・・・・

  • 有備館  剣や槍の練習をした建物です。江戸の藩邸内)にあった文武講習所の名前をとって、「有備館」(ゆうびかん)と名づけられました


  • 明倫館碑


  • 旧萩藩校明倫館南門

  • 慶安橋を渡るとそこは城下町入り口(伊勢屋横丁侘びた風情の美しい道筋)

  • 堀内・萩城城下町エリア

    400年前に、毛利輝元によって作られた36万9千石の城下町です。江戸時代の町割や街路、武家屋敷や町家などが並び、今なお城下町の風情が色濃く残っています

    円政j寺 高杉晋作や伊藤博文が勉学に励んだ寺

  • 旧佐伯丹下家屋敷 
    幕末に藩の直目付などの要職を 務めた

  • 木戸孝充旧邸と屋敷内 明治政府の三傑の一人として支柱で あった(残る二人は西郷隆盛、大久保利通)

旧久保田家住宅 酒造業で繁栄した往時の状況もよく伝えており、城下町を構成するきわめて重要な建物です

お茶処惺々庵 野点の傘から門をくぐるとお茶室と座敷があリ、一流作家の萩焼でお抹茶を飲むことができます。城下町らしいひっそりとした趣にひたれる

菊屋家住宅 藩の御用商人を務めていた豪商・菊屋家。屋敷は江戸初期の建築、現存する商家としては最古の部類に属し、400年の歴史がある。重要文化財に指定されている.(この界隈を菊屋横丁と言い、日本の道、百選に選ばれています

主屋から趣のある庭園を眺める

広大な敷地の中に建つ菊屋家には数々の美術品、民具など貴重な資料が数多く展示され、釜場、米蔵、金蔵など往時の御用商人の暮らしぶりがしのばれます

城下町界隈では、江戸時代から受け継いできたお雛様を展示しています

  • 高杉晋作誕生地  松陰から「有識の士」として将来を嘱望されていた高杉晋作の生まれ育った家。現在は、建物の一部を公開しています。建物は江戸期より縮小されていますが、敷地内には晋作ゆかりの品や東行と号した句碑・産湯の井戸などがあり、当時の面影をよく残しています

誕生地の近くにある晋作広場に建つ銅像  萩焼の店 城下苑(至る所に萩焼の店が点在  土塀越しに咲く梅の花は見ごろを迎えています

  • 萩博物館 萩開府400年の記念日である平成16年11月11日に開館した。建物や外観はかつてこの地区内にあった規模の大きい武家屋敷の特徴にならっている

ギャラリー俥宿 天十平(くるまやどてんじゅっぺい 城下町の一画に静かにたたずむ旧家を使ったギャラリー&ティールームのショップ。自家製のマーマレードを添えた焼菓子スコーンが人気

夏みかんがのぞく土塀やなまこ壁(菊屋横丁)は往時の面影を残し、萩の歴史を感しることが出来る道筋です。当時の地図がそのまま使える町だそうです

萩の町は、”花燃ゆ”一色に染まっています。大河ドラマ館(ドラマで使用した小道具や衣装、松下村塾のセットなどを展示)がオープンしたり、一日限定でふみ御膳とふみ弁当の提供など盛り上がっています。静かで昔懐かしい城下町です   (2015年2月24日)