エディオンピースウイング広島

2024年2月1に開業した新サッカースタジアム(広島市中区)は、敷地面積4万9914平方メートル、総数 約28,520席 を備えるJリーグ初の「 まちなかスタジアム 」として広島市の新たなシンボルともなるスタジアムです。時折降る雨のなかサッカーミュージアムとセットで新スタジアムの見学ツアーに行ってきました(大人:1,800円  小・中学生:1,600円 未就学児:無料。所要時間:約50分)

スタジアム名のロゴの モニュメント 。来場者の記念撮影スポットになっています

人気漫画「キャプテン翼」の巨大壁画 ピースウオール 。原作者の「高橋陽一」さんが特別に書き下ろしたもので、2階のコンコースに設置されています。壁画は被爆の惨禍を描き、世界平和を呼びかけています



巨大壁画の先には、レジェンド選手(サンフレの歴代有名選手)の銅板が2Fコンコースに設置されています。ここからスタジアムの見学です



選手紹介やゴールシーンを映すメインビジョンは国内最大級の大きさで、国立競技場と同じだそうです。ピッチと客席との距離が8メ―トルと狭く、球際で戦う選手の表情や熱気が伝わりそうな気がします。座席のカラーはスタンドの下側から上側に向けて、群青色から灰白色へと変わていく

大きな音が苦手な発達障害などの子どもたちも間近で観戦できるように場内の音量を低減するように設計されたセンサリールーム



一般席のほか13種類の バラエティシート があり、用途や人数に応じてさまざまな観戦スタイルを楽しめるように配慮されています

4Fにある スカイボックス 。普段入れないエリアを見学時には見せていただけます。一般販売されない座席で冷蔵庫も完備され座り心地のよさそうなソファも置かれています



ビジネスラウンジ(4F)。試合前にこの場で食事をしながら交流し、商談したり、企業のイベントやパーティなどにも使用する場としても設けられています

ピッチに向かう選手を間近で見らるトンネルラウンジ。広島県産の木材や伝統工芸技術の箔押しの壁紙などの洗練された内装のトンネルラウンジは、試合前のチームの雰囲気を間近で感じられる空間です

ピッチ・ベンチ 。スタンドとの距離も近く最前列からは目の前がベンチ。監督や選手の声が聞えそうです。前スタジアムで使用したものをメンテナンスして移設したベンチだそうです



サッカースタジアム周辺では「ひろしまスタジアムパーク」の工事が進んでいます。商業施設「ヒロパ」や芝生広場などが2024年8月に誕生予定だそうです。スタジアは、翼をイメージして設計され平和へ羽ばたくという思いを込めて「ウイング」という名称になったそうです。「希望の翼」として平和を発信していけるといいですね (2024年4月3日)