チームラボ広島城光の祭り

広島の街の象徴「広島城」は2019年には初代広島藩主浅野長晟が広島城に入城して400年の節目の年を迎える。日本三大平城の一つである広島城を光のアート空間にをテーマに光の祭りが開催されています。2019・.2/.8 (金) 〜 2019.4/.7 (日)までの期間、18:30〜21:30までRCCテレビ開局60周年記念イベントとして行われています


二の丸から入城。この辺りはまだ人はまばらなのですが、護国神社を通りすぎた辺りからは長蛇の列。開催場所の本丸上段の木々の間からほのかに灯りが見えてきます。あらかじめチケット(\1,000)を購入していたので比較的スムーズに流れに乗ることができました。光の祭りは7つのソーンで構成されています

呼応するたちつづけるものたちと木々

光のアートプロジェクトを行っているチームラボ。城跡に250個もの立っている物体と木々が光り輝く。光り輝く物体が人に押さり倒れかけると、光の色が変化していく。その光は放射線状に近隣の物体に呼応していく。不思議で幻想的な光がどこまでも続いています


物体同士ががぶつかるたびに子どもたちの笑い声が暗闇にこだまし、異空間にいるように感じ不思議な世界に迷い込んだようで楽しくなります

ライトアップされた木々も美しく妖艶な感じです

大人も子供も押しても倒れない物体に夢中になっています。いつまでも見ていたい夢のような光の王国です

忘却の礎石にたちつづけるものたち

旧天守閣に使われていた礎石に置かれたミニサイズの物体が光り輝く。それぞれが自立していてゆっくり呼吸しているかのように強く光ったり消えたりしている天守閣も見えてきました

呼応する広島城

広島城の天守閣の光は、自立していてゆっくりと呼吸しているかのように明滅し、ほかの作品から伝播してきた光にも反応し色が変化していきます

変わっていく色によって様々に見え、400年の時を超えて生きているように堂々としていてとても美しい

呼応するたちつづけるものたち、埋もれ失いそして連続していく

ビックサイズのたちつづける物体に埋め尽くされて、身長のある男性の方もタマゴに漏れてしまうほど大きななサイズです。空間をかき分け進むのですが物体に押しつぶされそうになるほどでした。叩いたりすると色を変え、音色を響かせますます。童心に帰ってはしゃいでしまいました

お絵描き武将たち

広島にゆかりのある武将(毛利元就、毛利輝元、浅野長政、ねね・・)達を紙に自由に描くと、描いた絵に命が吹き込まれ目の前のスクリーンに現れ歩きだします。武将たちに触るとその人物の名言が吹き出して現れます

石垣の空書と鯉 反転無分別

広島城跡の石垣には空間に書かれた書に鯉が泳いでいます。書の墨跡が持つ深さや速さ、力強さを空間に立体的に再現されています。赤い鯉が墨絵の中を現れては泳いで消えていきます。墨色と赤い鯉のコントラストが印象的でした。あと一つ桜の池跡の水面に立つ光の物体・水面に立ち続ける呼応する生命ゾーンを退城したのち見逃していたことに気付きとても残念に思いました。桜の開花が発表された広島地方、来週末には見ごろを迎えるのことでしょう! (2019年3月23日)