名勝・錦帯橋や岩国城、城下町と歴史的観光スポットに恵まれた岩国市は山口県の東部に位置し、穏やかな瀬戸内海に面しており、山口県最大の河川である錦川が流れ、豊かな自然に囲まれたわが街には、郷土料理100選にも選ばれた岩国寿司をはじめ清流錦川の名水で作られた地酒など美味しいものが沢山あります
大きな木枠に季節の具材と寿司飯を交互に押し重ねた押し寿司 「岩国寿司」 は、錦帯橋周辺で食べることができます。お店のこだわりによってそれぞれ味の違いを感じられます。レンコン、シイタケ、桜でんぶ、錦糸卵は欠かせない食材です。岩国藩主吉川公に献上されていたことから別名「殿様寿司」とも呼ばれます
岩国は国内のレンコン5代産地の一つで普通のレンコンより穴が一つ多い(9個)のが特徴の 「岩国レンコン」 は肉厚でシャキシャキ感があり粘り気のあるのが特徴
岩国の特産品「岩国蓮根」を粉末にしたものを練りこんだ 「蓮根麺」 麺の色はうどんと蕎麦の中間のようで太めの麺は、れんこん特有の粘りがでてこしがありもちもち感があります
岩国には名水100選に選ばれた美しい清流錦川が流れています。日本酒造りの命となるのは水。地酒はこの名水を使って独特のまろやかさを創り出しています。 「村重酒造、八百新酒造、酒井酒造、旭酒造、堀江酒場」 と市内には5つの酒蔵があり、それぞれに特徴のある日本酒を造っています
「獺祭」で知られる旭酒造の本社と直売所を結ぶ久杉橋。2018年7月の西日本豪雨で壊れましたが、2022年7月に世界的な建築家の隅研吾氏のデザインにより新しい橋が完成しました
「錦川の鮎」 錦川流域では鮎釣りや渓流釣りができ、鮎漁が解禁される6月~12月には多くの釣りフアンが楽しんでいます。鮎は岩場に生える良質な苔を好み、錦川の澄んだ水面には純度が高い苔ができ、それを食べる鮎はとても美味しく育つそうです。塩焼き、素焼き、甘露煮、南蛮漬けなどに調理されます
岩国焼窯元 「吉香窯」 1973年に岩国市阿品で開窯した窯元です。岩国の美しい自然と風土が育んだ豊かでさまざまな色あいの焼き物を作陶しています
錦帯橋の冬の河原の景色、天然記念物の白蛇を表現している白蛇釉(はくだゆう)と言われる作品や錦帯橋から眺望する四季の趣を表現した作品が多くあります
明治初期からの伝統を受け継いだ 「高森牛」 は、岩国市周東町地域で生産されています。芳醇でとろけるような上質の肉は県内外からも高い評価をうけています
錦川の伏流水を使用し乳酸発酵法から生まれる自然の風味(コク)のある伝統の発酵漬物を製造しているのは、錦帯橋界隈にある 「うまもん」 米酢と白ざらめのみで漬けた甘酢白たくあんは爽やかな風味でご飯が進みます
「岸根栗」 は岩国市美和町の特産品。源平の戦いの後、現在の岩国市美和町坂上地区へ逃れた平家の落人に、接ぎ木の方法を心得た者がおり大栗の穂を自生の栗の木に接ぎ木したのが始まりであり、地域名から「岸根栗」と名付けられました。栗の中では最大級の大きさで、甘くてまろやかな味が特徴です
岩国市由宇町は、瀬戸内海に面しており比較的温暖な気候であることから40年前からトマトの生産が盛んな地域で、栽培されたトマトは甘くてみずみずしくフルーツのようです。 「由宇とまと」 は由宇町の特産品で岩国市に隣接する地域だけで流通しています
由宇とまと入りのソフトクリームは、ほんのりとまとの甘酸っぱい味がしい、食べ終わた後も爽やかさが残ります。由宇トマトソフトクリームは潮風公園みなとオアシスゆうにて販売されています
錦川の上流にある錦町では 古くより蒟蒻芋の栽培と、こんにゃく作り行われてきました。 「こんにゃく」 の産地として知られています。全国名水百選に選ばれた寂地川を源流とする錦川の美しい水で製造されたこんにゃくは味がしみこみやすいのが特徴です
錦川の清らかな水と、夏でも涼しい気候風土の錦町には良質な 「わさび」 が育ち、名産品となっています。澄んだ空気と美味しい水で育ったワサビは味も香りも絶品です
郷土料理の 「大平」 は「大きく平たいお椀」に盛られて出されていたのが名前の由来で、里芋・レンコン・人参・ごぼう・こんにゃくなど新鮮な野菜や鶏肉を煮込んだ汁もの。あっさりとした上品な味がします
古田秋栄堂の 「栗ういろう」 は岩国特産のがんね栗がたっぷり入ったあずき味の生外郎で、柔らかくプルプル食感でとても美味しい。橋の形に反らせ錦帯橋の焼印を押したはちみつ入りの煎餅は「錦帯せんべい」。素朴な味がします
名産ではないけれど絶対に外せない場所があります。山の中に突如現れるテーマパークのような食事処 「いろり山賊」 は岩国市玖珂町にあります。連日多くの人で賑わい山口県民なら誰もが知る人気店です。一番人気は鶏の胸の部分を炭火で甘辛くじんわり焼き上げた山賊焼き。鮭、昆布、梅と3種類の具材が入っている大きな山賊むすび。
季節によって装飾が変化し皆が楽しめる所です。土・日・祭日は相当の待ち時間を覚悟していらして下さい (2022年7月16日)