亀居公園の桜 2021 (大竹市)

亀居公園の桜 2021

標高80m余りの山にかって広島城主であった福島正則が慶長13年(1608年)に支城として築いた亀居城跡を整備した公園で、大竹市小方にあります。本丸跡からは公園内に咲く桜と瀬戸内海、大竹のコンビナート群を一望できます。また美しい工場夜景の絶景スポットでもあります

公園内には約300本のソメイヨシノが植えてあり桜の名所として知られており、また大竹市出身の「石本美由起」さんの作詞家生活40周年を記念して作られた歌碑と記念碑 のある遊歩道もあります...

亀居城は、海に面した小高い丘陵の上に築かれた平山城で山頂にある本丸、二の丸、三の丸、なしの丸、松の丸と11の郭で形成される支城としては大規模な城であったのですが完成間もなく廃城となったそうです

二の丸への石段の両サイドの桜は満開で見頃を迎えています


二の丸跡には能舞台や休憩所が設けられています。小方に構え た城であったので「小方城」と呼 ばれていましたが、城地の形が、亀が伏したような 形であることから後に「亀居城」と呼ばれるようになりました



本丸跡から見える三菱ケミカル、ダイセルなどのコンビナート群。黄砂の影響で少し霞んで見えます。立派な石垣は往時のものが今も残っているそうです

詩の坂道には大竹市出身の作詞家・石本美由起さんの「亀居城春秋」、藤山一郎さんのが歌った「憧れのハワイ航路」、美空ひばりさんの「悲しい酒」などの詩碑が並ぶ

わずか3年で取り崩された城ですが、築城当時は強固な造りであったことが想像できます

本丸跡を見上げるとまた上から見下ろす桜とは一味違った光景がみられます


夜桜&工場夜景

夜桜とコンビナートの夜景が見たくなり後日、再び亀居公園へ


6時30分ぼんぼりに灯りがともります。綺麗だった桜の花も散り始めで地面は落ちた花びらでピンク色に染まっています。明日は雨模様のようなので今夜が見納めになることでしょう


工場にも灯りが点々とともり始めました

大竹の工場地帯の夜景と桜はとても綺麗で、花見を2倍楽しむには日没前後がおススメです

家から30分とかからない距離にある亀居公園。桜の名所だとは聞いてはいたのですが、これほど綺麗だとは・・・・・幻の城ですが立派な石垣を見ていると大きな城だったのかもしれません。とくに桜の時期には眼下に広がる景色は絶景です  (2021年3月30&4月3日)