山口県の最南端の上関町長島にある上関城山歴史公園は桜の名所です。上関城の跡地に整備された公園で、色鮮やかな河津桜が見頃を迎えています。山頂一帯が整備され毎年2月末から3月中旬にかけて河津桜やスイセンが咲き、上関海峡をバックに美しい景色が広がり花見の人気のスポットとなっています
この公園は南北朝時代から戦国時代にかけて活躍した村上水軍に関係する城跡があった場所で、上関海峡を通過する船を見張るためにここに居城していたそうです
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりのさくら祭りは2月23日(木曜日)~3月5日まで開催。期間中は屋台も出店し、特産品の販売なども行われます。見頃の頃は、混雑するため近くの中学校に臨時駐車場が用意されています
瀬戸内海の面した城山の斜面に植えられた鮮やかなピンク色の早咲きの河津桜と黄色のスイセンが一面を覆う。約190本の河津桜と約4,000本のスイセンが見頃となっています
暖かな日差しの下、メジロが枝から枝へと忙しく飛び交っています。青い空と海にスイセン、桜とのコントラストが彩り美しく華やいだ景色が広がっています
当時の雰囲気を偲ぶ村上水軍のマーク入りのある門をくぐり抜ければ山頂です。山頂一帯の桜は満開で咲き誇っています。小高い場所からは瀬戸内海をパノラマで見渡せます
見晴らし台からは上関海峡を行き来する船が見えます
城跡の広場だけでなく遊歩道にも桜が咲いているようなので降りてみます。石段の先には城山の外周を海沿いにぐるりと回れる遊歩道があります
遊歩道にも沢山の河津桜が咲き、東屋も建ち一休みしながら満開の桜を鑑賞できます。海も穏やかで綺麗です
可憐な花に魅了されひと足早い春の景色を楽しみました。葉っぱも出始めているので7、8日ごろまでが見頃のような気がします (2023年3月4日)