金沢 T

金沢市は、石川県のほぼ中央に位置し、江戸時代に名を馳せた加賀藩・加賀百万石の城下町で、1996年に人口三十万人以上を要件とする中核市に指定されました。 金沢には、金沢城や大名庭園である兼六園、昔ながらの茶屋街、、歴史的な建造物、伝統的な工芸や芸能が残っています。金沢に来たなら一度は行ってみたい、そんな定番の観光スポットを半日で巡ってみました

金沢駅 金沢駅東口には「世界で最も美しい駅14選」に選ばれた「鼓門」と金沢を訪れる人に差し出す雨傘をイメージした「もてなしドーム」があります。昔々、藤五郎という青年が芋を掘って生計を立てていたそうで、その芋の根っこに砂がついていたのをで洗って貧しい人を助けていたそうです。そこから金沢という地名がつけられたそうです。この話はガイドさんから伺いました

駅近くのホテル日航金沢の6Fでランチをいただきました。お好みランチ雲海 \2,700 手入の行き届いた綺麗な庭を見ながらのちょっとリッチな食事です。ステキな器に上品に盛られた料理の数々はどれをとってもとても美味しかったです。なかでも和風ミニステーキはとろけるように柔らかでした。食後には果物もついています

 長町・武家屋敷界隈落 

バスターミナルで、エリア内なら乗り放題の北鉄バスの周遊券を購入。最初に向かったのは長町周辺の武家屋敷界隈


尾山神社 前田利家加賀藩祖と正室のお松の方を祀っている神社で、カラフルなステンドグラスを使った神門は西洋チックな造りで神社なのに異国情緒にあふれひときわ目を引く楼門です。国の重要文化財に指定されています

武家屋敷跡界隈 加賀藩の中級武士が暮らしていたところで、細い路地や土塀、長屋門は往時の面影を残しています。冬になると町並みの土塀を雪から守るためにこもがかけられ金沢の冬の風物史になっています

武家屋敷跡 野村家 長町で唯一、一般公開されている武家屋敷。格式のある建物と情緒あふれる庭園が見どころです

  • 大野庄用水 土塀沿いを流れる川で最も古い用水で、400年も前に造られたそうで、川に架かる橋は「二の橋」で「四の橋」まである

  • 長町武家屋敷休憩館 観光パンフレットや展示コーナーが設けられ、観光ボランティアガイドさんが常駐しています


旧加賀藩士高田家跡(上)加賀生麩処・茶庵 で麩まんじゅうとお抹茶で一服。こしあん、栗あん、粒あんなどがあり、みずみずしくて柔らかでモチモチの食感、おまけにヘルシーで不思議な食感の和菓子です。            藩政時代の面影が残る 金沢市老舗記念館(左下)前田土佐守家資料館

  • 石川四高記念文化交流館 石川県金沢市に所在する、同県ゆかりの文学者に関する博物館

  • 百万石通リ 市の中心街をグルリと周回している道路で右手には兼六園、左手には金沢城公園に通じる通リ

金沢21世紀美術館 百万石通りにある金沢市庁の隣りにあります。2004年のオープン以来、現代アートを中心とした美術館が数多くの観光客をひきつけ、年間250万人以上の来場者数を誇るそうです

まちにある公園のような美術館をコンセプトに建築されたそうで、開放的でいつでも気軽に立ち寄れるそんな美術館です

 兼六園 

21世紀美術館より徒歩5分ほどで兼六園入り口、蓮池門があります。兼六園は前田家5代・綱紀が金沢城に付属して造らせた大名庭園

霞が池 江戸時代の代表的な林泉回遊式庭園の特徴を今に残している庭園で、国の特別名勝で日本三名園の一つで、春の桜、秋の紅葉、冬の雪吊りの時期には多くの人が訪れます。2本足の徽軫灯籠(ことじうろう)は兼六園のシンボルとなっています

  • 瓢池 落ちている滝は翠滝。 瓢池の中島に建つ、高さ4.1mの塔は海石塔

  • 夕顔亭 園内に現存する最も古い建物で、1774年に建てられた茶室

  • 噴水 日本最古といわれている噴水

  • 曲水 広大な園内を逆S字に曲がりながら流れる

唐崎松 3代藩主前田斎泰が琵琶湖の松の名所唐崎から種子を取り寄せ育てたそうです。11月から園内の松などに、雪害から樹木を守る恒例の「雪吊り」作業が始まる。傘のように広げられた縄は美しく、兼六園の冬の風物史となっています

  • 雁行橋 11枚の赤戸室石を使用し雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどっっています

  • 根上松 高さ約15メートルで、根が地上に出た大きなクロマツで約40本もの根があるようです

  • 茶店で金沢名物あんころ餅をいただく。赤福によく似た味ですが、かなり小ぶり

  • 時雨亭 日本の和が楽しめる甘味処で、和菓子付きの抹茶と煎茶を味わえます

花見橋 擬宝珠の欄干がある木の橋。橋から見る花の眺めが素晴らしいことからこの名前が付いたそうで、桜、カキツバタ、ツツジなどが穏やかに流れる曲水に沿って咲く

  • 成巽閣(せいそくかん) 12代藩主・前田斉広の奥方であった眞龍院の住まいとして造営した建物です

  • 梅林 全国の名梅を集めて造成された梅林で、その数200本の紅白の梅が植えられています

霞ケ池に浮かぶ水亭・内橋亭は金沢の伝統料理やお茶がふるまわれる風情のあるお店

兼六園の散策を楽しんだ後、金沢公園に向かう途中には、城山亭、清水亭などの茶店が何店か並ぶ茶店通リを通リ、桂坂口に向かいます。途中、金沢城の中で一番高い所に築かれている石川櫓とその櫓を支えていた高い石垣がすぐ目の前に見えてきます