漢陽寺

周南市鹿野上にある臨済宗南禅寺派の寺院で、約600年もの歴史を もつ県下屈指の名刹。枯山遺水式の優雅な名園「曲水の庭」で知られる古寺です。またもみじの名所でもあります。 大内16代弘世が創建したといわれ、中国観音霊場15番札所にあたる

参道に染まる紅葉をバックに前撮りをしているカップルに出会う。赤い蛇の目傘が艶やかです

  • 山門をくぐると、白壁づたいにもみじが真っ赤に色づき、白壁に映えて美しい

  • 桃山時代様式の「玉澗式枯山水庭」の鏡池

鐘楼のある庭園は入ることが出来ません。緑のじゅうたんを敷き詰めたように苔で覆われ、緑と黄と赤色。漢陽寺の中でも一番美しい場所です

白壁越しに本堂が見えます(本堂への拝観料は300円)。右:本堂横の法堂


総檜造りの本堂前の平安時代様式の 枯山遺水式の優雅な名園「曲水の庭」本堂の回りを平安・鎌倉・桃山など各時代の日本庭園が取り囲んでいます。平安時代様式の地蔵遊化の庭、鎌倉時代様式の九山八海の庭など様々な時代の庭がひとつの寺で見られるのは、漢陽寺だけといわれています

漢陽寺の裏山に錦川上流の水を引き、 約89mのトンネルを掘って、870mの水路をつくった跡の洞窟,、潮音洞。潮音洞からの清流が水路に引き込まれ澄んだ水は、平成の名水百選にも選ばれています。そんな清流通リを散策!

和モダンな建物を発見。古布ギャラリー「鹿の香」

潮音洞から清流が水路に引き込まれ、その周りには水車小屋や池があり、とても風情のある通りになっている。自由律俳人山頭火の記念碑もあり、澄んだ水は平成の名水百選にも選ばれています。清水と緑と自然を満喫できる静かでのどかなところです

ニ所山田神社 境内には県内一と言われる杉の巨木群や、県内最大級のモミの木があります

清流通りの奥にある龍雲禅寺(裏山一体には巨木のモミの木がある)と県内一の高さを誇るしだれ桜の老木があります

鹿野の紅葉を堪能し、故郷を思い出すような街並みに癒され、リフレッシュできました。中国自動車道鹿野インターチェンジが近いこともあり交通の便の良さから、恵まれた自然を生かしたオートキャンプ場や伝統の祭りなどの交流に努めているそうです   (2016年11月12日)

帰り道ロッジ風のカフェを見つける。「銀河鉄道」食事&民宿の看板。木のぬくもりを感じる店内には、まきストーブが焚かれパチパチと音をたてて燃えていました。山越えの休憩所のような位置にあるため、メニューは少なく、この日は焼肉といかの煮つけのワンプレートランチでした \900