かの'sこと清流Fes.

国登録記念物「漢陽寺 曲水の庭」を プロジェクションマッピング などで彩るイベントが11月8日、同寺と近くの清流通りで行われました。入場料:大人 前売り券1.000円(当日券:1.500円。11月17日までの期間中毎日開催されていました)漢陽寺は中国地方を一手に掌握していた大内氏の祈願所として、応安7年(1374年)に建立された県内でも屈指の名刹で、「昭和の雪舟」と言われた作庭家・重森三玲が造った美しい庭園があるこで有名

プロジェクションマッピングのメイン会場となる本堂前の「曲水の庭」。貴族が詩歌を作り、曲水に盃をうかべて遊んだという優雅な庭です。平安時代から桃山時代までの庭園が7つありますが非公開の箇所もあります。他、4つの庭園は、ライトアップされています






春夏秋冬、四季をイメージした幻想的な映像が音楽に合わせて、華やかに咲く桜、、夏にはひまわりなど季節の移り変わりが投影されていました

蓬莱式の石組による「蓬莱山池庭園」は鎌倉時代の庭園様式を取り入れ潮音同からの水がひかれています

 白砂に石を配置した枯山水庭園の「地蔵遊化の庭」





地蔵菩薩が子供と遊ぶ様を平安様式の石組みによって表現した庭で、楽しく遊ぶ躍動感あふれる動的な造りになっています。四方どこからでも眺めることが出来ます



中央の石組みを須弥山に見たて、その山の周囲を九つの山と八つの海が囲んでいる様を表現している美しい庭は「丸山八海の庭」



参道にある「曹源一滴の庭」。山水画の画風を日本庭園の様式に取り入れたと言われる庭。ライトアップされ昼間とは違った雅な雰囲気の山門付近

普段は非公開の「瀟湘8八景の庭」。中国の水郷の地の八つの勝景を表した庭で枯山水様式。他の庭とは趣が違いモダンアートを思わせる斬新なデザインです

「祖師西来の庭」は重森三玲氏の弟子である斉藤忠一氏が造ったものです。重森氏が8年間を費やして作庭した庭は、平安時代から鎌倉を経て、桃山時代にいたるさまざまな時代の庭園様式を楽しむことができます

紅葉の名所としても知られており、秋には色鮮やかな紅葉と美しい庭園を楽めます (2024年11月9日)