江戸時代に岩国を治めた吉川家の居館や家臣の屋敷跡地を整備した吉香公園には、吉川史料館前の「吉香花菖蒲園」日本庭園近くにある「城山花菖蒲園」の2ヶ所の菖蒲園があります。合わせて140品種・約11万株が6月上旬に見頃を迎えます
吉香花菖蒲園 は堀一面を花菖蒲が埋め尽くし、列をつくり植えられています。菖蒲の種類と色ごとに分けられており、豪華で見応えのある菖蒲園です
堀の周りの遊歩道を歩きながら観賞でき、品種ごとに名札に菖蒲名が記されています。小笹川などの川の名前や紅半夏、麗月など風流で個性的な品種名の付いた菖蒲など沢山の種類があり、どのような名前があるのか探しながら観賞するのも楽しいのでは・・・・
毎年菖蒲の植え替えをしているので、まだ芽が出て間もない品種もあり所々空白の箇所がありますが充分に美しい花菖蒲を鑑賞できます。6月中旬ごろまで楽しめるそうです
遠くに岩国城を望み、白壁の土塀が立ち並ぶ風情のある内堀には赤紫や白、薄紫など色もさまざまな花菖蒲が咲き華やいだ景色が広がります
吉香神社の先にある日本庭園近くには 城山花菖蒲園 があります。吉香菖蒲園ほど広くはありませんが、池の中には折れ曲がった木道があり、丸やひょうたん型に区切られた型の中に咲くハナショウブを間近かに見ることができます
公園内には、武家屋敷など見どころも多く散策しながら2つの花菖蒲園を巡ることがでます
花菖蒲園の周りや吉香神社周辺には多くのアジサイがあり、見頃を迎えつつあります
公園内に新たに設置された初代岩国藩主・吉川広家公の銅像。岩国市出身の彫刻家・小川幸造さんの制作で岩国城を背に甲冑姿で槍を手にしている騎馬姿で躍動感のある銅像で、新たな名所になっています。吉川広家公は戦国時代から江戸時代前期にかけて活躍した武将だそうです (2024年6月8日)