冬型の気圧配置が強まった7日夜から降った雪で岩国市では平地でも積雪が観測されました。この冬一番の寒気が流れ込み山口県各地は積雪と寒風に見舞われました。道路を行き交う車も増えてきたので雪化粧を撮影しに出かけました
通行量の多いところを通ってきたのですが所々危険な個所もありました。再び粉雪が舞い冷たい風が吹き始めました。昨年は暖冬で一度も雪を見ない冬でしたが、今年は三が日が暖かだったのでこの寒さはかなり応えます
寒風の下すでにカメラを抱えた方が何人かおられ、5連の橋の上には複数の足跡。早い時間に家を出たのですが真っ白な状態の橋の撮影は難しい・・・・橋上は雨や雪の日は足元が滑りやすくなっており、降雪時に錦帯橋を渡るのは注意が必要です
橋を渡った先にある吉香公園も一面真っ白で美しい雪景色が広がっています
普段は噴水が出る丸石の床にも雪が積もっています
始発のロープウエイが麓駅から発車しましたが、さすがに誰も乗っていないようです
吉香公園の堀に面して立つ銀雲閣、風情があり水墨画のようです。銀雲閣は旧岩国藩主吉川家の居館跡が公園として開放された際、旧藩時代の矢倉に似せて造られた絵馬堂です
紅葉の美しい紅葉谷公園への入り口ある永興寺。秋には門から参道まで、もみじで真赤に染まります
昔はこの辺りは「寺谷」と呼ばれ、多くの寺院が集まっていたそうです。永興寺の続きにあるのは洞泉寺で白壁に囲まれ樹齢300年を超える枝垂れ梅「臥龍梅」が咲くことで知られています
紅葉谷公園の奥に佇むエキゾチックな建物は「六角亭」。岩国出身で朝鮮総督を勤めた長谷川好道が朝鮮から贈られたものを1918年 (大正7年) にこの場所に移築。薄っすらと朱い屋根に積もった雪が風情ある景観を一層ひきたてています
普段よく訪れる紅葉谷公園は、紅葉の時期以外はひっそりとし静まり返っています。四季折々癒される所でもあり一番のお気に入りの場所です。紅葉、新緑の頃は格別です (2021年1月8日)