小倉駅界隈

河内藤園をでて小倉駅に向かう。小倉市はかつて九州の北部、福岡県東部に存在した市で、1963年、門司市・戸畑市・八幡市・若松市と合併して北九州市となり、小倉北区と小倉南区に分区された。北区は北九州市の中心地区である。名作映画「無法松の一生」の舞台となったところです。小倉駅から終点企救丘まで北九州モノレールが走り、勇壮な祭り行事の祇園太鼓をたたく像もあります

リバーウオーク北九州 2003年にオープンした北区にある大型複合商業施設。文化・芸術・情報発信・商業などの高度な機能を持つ複合施設

リバーウオーク内にある田頭茶舗でひと休み。抹茶チーズケーキ&ほうじ茶ラテセットをいただく。濃厚な抹茶のチーズケーキとほうじ茶の相性が良く疲れがとれ、元気が出ました。もう一回り散策して」帰ります

八坂神社 小倉城内にあり映画『無法松の一生』で有名になった小倉祇園祭は、ここ八坂神社の夏の例大祭で400年の歴史を持ち「ぎおんさん」として親しまれています。小倉藩・細川忠興により建てられ、室町時代に作られたといわれる花崗岩で出来た石鳥居は福岡県の指定文化財。楼門が立派です

本殿  重厚感あります

小倉城 1602年、約7年の歳月を経て細川忠興公が築上した名城。当時は4階より5階の方が大きい「唐造り」とよばれ、全国では唯一の珍しい城でした。現在の城は、昭和34年に在りし日の名城を再建したもの

本丸を中心に、南に松丸、北に北の丸、それらを囲い込むように二の丸、三の丸、外郭が配された 梯郭式平城 で、最上階は、下階の白漆喰塗籠とは打って変わり、黒塗りの戸板で囲われていたため「黒段」と呼ばれていたのだそうで、美しい姿をしています

  • 第12師団司令部の正門・黒鉄門跡  第12師団は大日本帝国陸軍の師団の一つ。この煉瓦造の正門は当時のもので第十二師団の軍医部長を務めた森鴎外もこの門を通って登庁していたそうです

  • 白洲灯台岩松翁記念塔 岩松助左衛門は小倉沖の白洲付近で船の遭難が相次ぐのを見て、私財を投じて灯台を建てようとした。岩松翁が設計した白州灯台を模したものです

松本清張記念館  社会派推理小説をはじめ、歴史小説、古代史、現代史など、様々なジャンルに渡って創作活動を続けた北九州市出身の作家・松本清張。その偉大な業績を継承していくために建てられた

小倉場内を通り抜けると 北九州市立文学館 があります。森鴎外、林芙美子、火野葦平、杉田久女など北九州市にゆかりのある文学者の資料等を展示してあります。ユニークなデザインが目を引く建物です

  • 勝山公園  細川、小笠原両氏の居城であった小倉城を中心とした公園で、紫川と一体となった都心部の憩いの場として、多くの市民に親しまれています

  • 乃木希典居住跡 乃木将軍は明治31年善通寺に新設された陸軍第11師団の初代師団長であり、この地から日露戦争に出征した第3軍司令官でした

紫川 は北区の市街地を流れる北九州市最大の二級河川。その川に架かる中の橋(太陽の橋)には、カラフルな色使いで北九州市の花・ヒマワリがデザインされたタイルが敷かれ、7体のオブジェ「宇宙七曜星の精」が一列に並んでいます

小倉駅は博多への通過点で、途中下車することはほとんどありませんでした。小倉駅周辺の徒歩圏内には、まとまって観光スポットが点在し短時間で廻れることができます。城下町としての歴史を感じるとともに、新しいモダンなデザインの建造物も多くあり、新旧がうまく調和した近代的な町でした  (2018年4月25日)