倉敷さんぽ 3(美観地区)

倉敷さんぽⅢ 美観地区 2

倉敷川沿いに白壁土蔵やなまこ壁、軒を連ねる格子窓の町家などレトロな町並みが続き、風にそよぐ柳並木が川面に写り伝統的な日本建築の美しさとのコントラストが美しく趣のある町・ 倉敷美観地区 は昭和54年(1979年)に、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。世界的名画を集めた大原美術館をはじめ、民藝館、考古館など文化的施設も多く点在します

少し奥に入ると古い町並みが続く本通り商店街になります。レトロな感じで風情があり着物姿が似合う通リです


美観地区の夜の景観を彩る「夜間景観照明」は世界的な照明デザイナーの「石井 幹子」さんによるもので、華やいだ照明でではなくネオンの無い美観地区の夜の闇を活かして白壁の建物が浮かび上がって見えるよう演出されています

観光案内所の 倉敷館 も闇に浮かんで見えます。オレンジ色の照明が美しい!


川面に写る景色や白壁の土蔵群が幻想的でやさしい光に包まれています

大原美術館の外観もライトアップされています

昼間の観光は早々に切り上げることが少なくありませが、ゆっくりと町歩きを楽しめ、観光客も少なく夜景の美しさを堪能できる夕景、夜景はおすすめです

夕食の予約をしている「武野屋」に向かう途中、国指定重要文化財に指定されている大橋家住宅の格子戸に映し出される影絵を発見!ロマンチックでどこか懐かしい感じがします。美観地区からは少し離れた場所にあります

トラットリア自家製蕎麦
築150年の古民家を改装。岡山の蕎麦どころ、蒜山(ひるぜん)の蕎麦粉を使用した自家製蕎麦をパスタの代わりに用いた創作イタリアンや地元岡山の食材を中心に使用した創作和食を提供するお店

店内はジャスが流れ、内装にもこだわったお店。夜は中庭の灯りも雰囲気を醸し出していて、お酒がついついすすんでしまいそうないい感じで落ちつけます。お喋りいている間に満席になっていました

カリカリ梅と揚げそばの大根サラダ(\680) お通しはそば寿司の上に新鮮なイカがのっています。味噌風味のドレッシングにパリパリの揚げそば、梅の酸っぱさでサラダがすすみました

なすそばビアータ(\1,180)モッツアレラチーズにほのかに唐辛子のきいた創作イタリアン。生パスタを使ったスパゲティのような感じで違和感なく美味しくいただけました。他にきな粉、マヨネース、レモンなど4種類のソースが付いた蕎麦屋のから揚。鶏肉はジューシーで柔らかい。少し甘めのマヨネーズソースを絡めたぷりぷり海老のマヨネーズソース、季節のクリーミー蕎麦グラタンなど創作和食グルメを堪能しました

最後はデザート、武野屋特製ガレット(\680) 見た目にも可愛くお洒落な一品。どの料理も美味しく1日の疲れを癒してくれました。木曜日は定休日が多くたまたま開いていた武野屋さんに予約を入れたのですが大正解でした。”ごちそうさまでした”

闇に包まれた倉敷川を散策しながらホテルに帰ります。派手なライトアップではなく優しく包み込むようなほのかな灯りにほっこりし癒されました

倉敷川の夜景に魅了されながらホテルへ帰ります。美観地区のメインストリートに近い西門からチェックインしたのですが、正門もライトアップされ重厚な感じがします

倉敷紡績所の社長でもあり大原美術館の創設者でもある大原孫三郎(まごさぶろう)さんの「働く人の環境を自然と調和させながら人間的、健康的にしたい」という思いから、工場時代からこの蔦は植えられていたんだそうで、秋の紅葉時には、赤い蔦が混ざって華やかな印象になるそうです。アイビースクエアーの敷地内には魅力的な場所が沢山あります

時間があれば倉敷川の川舟流しに乗り、大原美術館にも入館したかったのですが。美観地区には16時前頃到着!以前見ることができなかった夜景を見たくて時間の都合をつけたのですが、大手まんじゅうカフェやくらしき桃子のお店のメニューも売り切ればかりで食べ損ねました。倉敷川沿いのレトロモダンな風景に魅了されました。またいつか訪れたいと思います  (2020年10月15日)