玉造温泉  (松江市)

玉造温泉

松江市内から20分ほどの所にある日本最古の温泉。1300 年前から湧き出る温泉は「美肌温泉」として知られています。また出雲と同様に縁結びのご利益があるといわれています。温泉街の中央を流れる玉湯川の両端に温泉旅館が立ち並びどこか懐かしい閑静な温泉街で、古代特産のメノウで勾玉を作る玉作部の里だったことが名の由来だそうです


八岐大蛇(やまたのおろち)など出雲神話をモチーフにした神話の情景オブジェが並ぶ


独特の形をした「まが玉」を組み込んだ勾玉橋の欄干は街のシンボル.。玉造温泉には勾玉のオブジェが沢山ありますがこの橋にある勾玉は、一番大きなサイズの勾玉が4個ついています。玉造の花仙山で良質な青めのうが安定的に採れることが分かり、平安時代頃まで玉造は勾玉の一大産地として栄え、勾玉作りは今も受け継がれているそうです。勾玉は魔除けや幸運をもたらすお守りだそうです


姫神広場の姫神様と足湯。美肌にいいとされているお湯で、触ってみるととても暖かく足湯用のタオルも用意されています。朝早くに訪れたので人気も少なく、お店も開いていません

温泉街の真ん中あたりに勾玉オブジェの乗ったたらいの中に源泉がいつでも湧き出ている湯薬師広場のたらい湯があります。新鮮な温泉水が200円で売られており、ボトルに入れて持ち帰る事ができます

川沿いにひっそりと佇む湯閼加(ゆあか)の井戸。川には鯉が泳ぎエサをあげると寄ってくることから「鯉」が来ることから恋来井戸と呼ばれるようになったそうですが、元は近くにある湯薬師にお供えする神聖な井戸だったそうです

小さなお堂は、富士名判官義綱が病に苦しんだ時に、家臣が夢のお告げによって温泉を探し当て家主君を入浴させたところ全快したとの言い伝えが残っている湯薬師堂です

恋来井戸と恋叶い橋の間にかかる古くて細い木の橋はどんどん橋

作湯神社の前に架かる朱塗りの橋は「恋叶い橋」と呼ばれており、この橋の上に立って神社の鳥居と一緒に撮影すると恋の願いが叶うといわれている宮橋

温泉街の端にある玉作湯神社は勾玉の神様と温泉の神様を祀る神社。ここには昔から信仰されている「願い石」があるそうです


まあるいつるつるの小さな石が「願い石」。この「願い石」の下を流れる水にもパワーが宿っていると云われます。その御神水で「叶い石」を清め願いごとをすると縁結びや願いを叶えてくれるようで若い女性に人気のパワースポットのようです

夜になると欄干にあるオブジェに光が灯り、キラキラと光るキラキラ橋。昔から「神の湯」と呼ばれ老若男女で賑わった玉造温泉の街には、美肌スッポットや開運スポットたくさんあり散策するのが楽しくなる温泉街です。また松江市内から僅かな距離には宍道湖の北側湖畔に面した温泉地、しんじ湖温泉があります

宍道湖(しんじこ)は松江市と出雲市にまたがる湖で、日本海とつながっているためわずかに塩分を含む汽水湖で、周囲は約47kmにおよぶ日本で7番目に大きな湖です。特にシジミは国内トップクラスの漁獲高を誇ります。「日本夕陽百選」に選ばれる幻想的な日没の景色も有名です

宍道湖沿いのアートスポット「島根県立美術館」近くの岸公園には、綺麗な夕日が見れる時だけオープンする「宍道湖サンセットカフェ」が建つ

宍道湖大橋や街の灯りが湖面きらめき華やかな夜景とは違うムードを感じる宍道湖の夜景もまた美しいです

旧日銀松江支店を利用した体験型の工芸館、カラコロ公房のレトロな建物をライトアップ!京橋川の水面に映った姿は重厚感があり綺麗です

宍道湖や日本海を結ぶ中海、市内を流れる大橋川があることから松江は水の都とも呼ばれています。風情があり歴史ある水辺の町です  (2021年11月16日)