大聖院秋のライトアップ2021

廿日市宮島町にあり世界遺産の「厳島神社」から弥山の方向に坂道を登ったところにある「大聖院」は真言宗御室派の大本山の寺院で空海(弘法大師)が開いたとされ宮島最古の格式の高い寺院です。宮島が重要伝統的建造物群保存地区に選定され、大聖院の境内も指定されました。それを記念して秋のライトアップを開催、拝観料は有料です

大聖院の入り口の左右には迫力ある仁王像が2体。鋭く睨みをきかせている 仁王門

御正門への石段の横にある五百羅漢庭園には大量の石仏。帽子をかぶった可愛い五百羅漢がずらりと並んでいます。この500体の石仏は皆表情が違い、ユニークでどこか愛らしい

御成門まで長い石段が続いています。真ん中の手すりに取り付けられている摩尼車(マニ車)を回しながら石段を登ると御成門に着く頃にはお経をかなり多く唱えたのと同じぐらいのご利益がいただけるそうです

御成門正面には 勅願堂 、境内広場には 観音堂 。勅願堂横の階段を登ると美しい建物の 摩尼殿(左上) があります。弥山の守護神 三鬼大権現が祀られていて、健康・長寿などを願う参拝者が多く訪れます


大聖院で最も大きな建物が観音堂。堂内にはチベット仏教との交流で作成された金色の 弥勒菩薩 も安置されています

勅願堂で行われた護摩行の様子。大聖院の本堂で豊臣秀吉が朝鮮出兵の時に、必勝・海上安全を祈願した本尊、波切不動明王座像が祀られています


暗い洞窟の中には四国八十八か所の本尊が安置されており、本尊の手間の足元の石板の下にお砂が保管されており、 本尊の前を一周するだけで四国八十八ケ所を巡ったのと同じご利益がある言われている遍照窟

和傘と紅葉をライトアップ。大聖院にはこの他にもたくさんのパワースポットや観音堂では暗闇を手探りで進むことで、生まれ変わって極楽へ行くことができると言われる 戒壇めぐり(胎内巡り)など体験できるスポットもあります

   ライトアップされた紅葉谷公園

宮島一の紅葉の名所として知られる紅葉谷公園では紅葉に合わせて特別ライトアップが行われています。公園内にかかる赤い紅葉橋周辺は撮影のポイントで多くの人が写真撮影をしています

まだ青い木々もあり例年に比べいま一つ綺麗ではありません


日没から午後8時までライトアップし、一帯は幻想的な雰囲気に包まれています

厳島神社や五重塔などのライトアップは毎日、日没後から行われているようです。海面に映し出される神社はより朱く神秘的です

厳島神社の大鳥居は老朽化により2019年6月から修繕工事が始まり、周囲に足場が組まれシートで覆われているため、大きな鳥居の姿は見えませんが、黄金色にライトアップされ水面に反射し眩いほどに輝いています  (2021年11月21日)