城下町・松山をめぐる

夏目漱石や正岡子規など、明治時代に活躍した著名人とのゆかりの深い松山市は、瀬戸内海に面し愛媛県の中部に位置する市で、四国地方では、唯一人口が50万人 の中核市です。日本最古の湯治湯「道後温泉」や現存天守がそびえる「松山城」などのスポットが盛りたくさん!江戸時代より続く松山を路面電車に乗り廻りました

松山市駅近くの伊予鉄グループ本社ビル1Fスターバックス奥に併設されている 坊っちゃん列車ミュージアム 。坊ちゃん列車とは、伊予鉄道で昭和29年まで運行していた看板列車で夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場したことからその名前で親しまれています



1号機関車・「坊ちゃん列車」の原寸大レプリカが展示され、レアな車輌部品や資料や伊予鉄の歴史を身近に見学ができます。複製された「坊っちゃん列車」は観光用に市内の路面電車として土、日、祝日にJR松山駅~道後温泉まで運行されています



子規堂 は正宗寺の境内内にあります。親交があった当時の正宗寺の住職が子規が17才まで暮らした家を境内に復元。室内には机などの正岡子規ゆかり品々が展示されています

戦前より愛媛県松山市民の生活を支える商店街・ 松山銀座街 は約600mのアーケードが続いています

松山銀天街と並ぶ松山を代表する 大街道商店街 。天井が高く歩行者専用道もとても広く明るく開放的です



司馬遼太郎の名著をテーマにした 坂の上の雲ミュージアム 。小説は主人公で松山出身の秋山好古・真之兄弟や正岡子規を中心に西洋を追いかけた明治時代を描いたもので、日本が近代国家へと成長していく時代の物語を伝えていくミュージアムで世界的建築家・安藤忠雄氏によるものです

ミュージアムより徒歩2、3分ほどのところには、大正時代の伯爵の別邸・ 萬翠荘(ばんすいそう) があります。大正11年(1922)、フランス留学の経験がある旧松山藩主・久松定謨が別邸として建てたフランス風洋館

玄関ホールを入った正面に中央階段があり、踊り場の帆船を描いた巨大なステンドグラスが印象的です



茶色を基調とした格調高い大広間には、豪華な水晶でできたシャンデリアがあり、美しい外観とともにインテリアやステンドグラスが大正ロマンを伝えています



白を基調にしたゲストルームや広間など随所に凝ったデザインが施されており、各界名士の社交の場であった萬翠荘は、100年経っても変わらぬ美しさがりあり見応えのある建築物です



夏目漱石ゆかりの地で一休みしウインナーコーヒーをいただく。 漱石珈琲店 愛松亭(あいしょうてい) は松山中学に赴任した夏目漱石の最初の下宿先、小料理店「愛松亭」があった場所に立つ喫茶店。大正時代をイメージした店内には、看板猫の「坊ちゃん」「マドちゃん」がのんびり過ごしています。 萬翠荘より徒歩数歩のところにあります

愛媛の特産品ミカンをPRする  みかん電車 は松山市内を走る路面電車です。レトロで可愛い色をしています (2025年4月11)