「椿の湯」で行き止まりとなった商店街はL字型に曲がり、 道後温泉本館へと続いています。古くは古事記や万葉集にも登場し日本最古といわれる温泉で、趣のある城郭式の建物は歴史薫る湯の街のシンボルとなっています

夏目漱石や皇族方も訪れたと言われる本館の趣きある建物は国の重要文化財に指定されています。また「千と千尋の神隠し」のモデルともなったと言われています

道後温泉本館南側の冠山にある 湯神社は道後の湯を守り続ける守護神。出雲大社とゆかりが深いため縁結びのご利益があるとも言われています

湯神社近くには、足湯につかりながら道後の町並みが一望できる 空の散歩道。道後温泉本館の全景を眼下に見下ろす眺望を楽しめる人気スポットです

道後温泉本館少し上がると左に曲がる坂がります。高台にある 宝巌寺に至る坂道で一遍上人の生誕の地である ことからその名が付いた参道 上人坂があります。境内は県の史跡に指定されています

宝巌寺を下る坂道の途中の細い路地を入った奥にひっそりたたずむ寺院は浄土宗の古刹 圓満寺 。奥の本堂には阿弥陀如来が祀られています

本堂前の地蔵尊には、恋愛にご利益があると噂の「湯の大地蔵」が祀られています。巨大なお地蔵様は白い顔に真っ赤な唇、鮮やかな法衣をまといインパクトのある姿をしています

湯玉をモチーフにし、地元の方が手作りした布の玉に願い事を書く「お結び玉祈願」が女性に人気のパワースポット。願いをしたため、境内に結ぶ付ける

道後温泉駅からまっすぐに続く坂道の先に長い石段が見えてきます。その石段を登り詰めると 伊佐爾波神社（いさにわじんじゃ）があります。 135段もの石段は息が切れます

心願成就、安産、良縁、家内安全、商売繁盛などにご利益があり、石清水八幡宮を模した八幡造りで国の重要文化財に指定されています

神社からの景色は、遮るものが無く眼下に道後の町を眺めることができます。道後地区には歴史ある神社仏閣が多く点在し、パワースポット巡りに人気のエリアのようです

道後駅前に戻る頃には日も落ち、明かりが灯り始めました

道後温泉本館近くの郷土料理の店「七福神」で鯛の釜飯と鯛のお吸い物の鯛釜飯定食をいただく。新鮮な鯛の切り身をほぐし混ぜながらいただく。上品な味付けで、適度なおこげもあり美味しい！ (2025年4月11日)