

広島県廿日市市の宮島(厳島)の最高峰(標高535 m)の山で、1200年前弥山は弘法大師空海により開基されたと伝えられており信仰の山として参拝者が絶えません。弘法大師が修行を行ったと云われる弥山本堂や1200年以上経った今も燃え続けている きえずの火など、数多くの足跡や伝説を残しています。また自然が創り出した巨岩、奇岩があり、山頂からの眺めは雄大です


「紅葉谷公園駅」から宮島ロープウエイに乗り、中腹にある乗り継ぎ地点「榧谷駅(かやたに)で乗り換え、終点「獅子岩駅」まで空中散歩。眼下には弥山原始林原生林と瀬戸内海の風景が広がります




「獅子岩駅」そばにある「獅子岩駅展望台」からからの景色!天気の良い日は四国までも見渡せることがあるそうです。「獅子岩駅」正面にそびえる山が「弥山」。弥山山頂まで約30分(案内板によると)ほどの登山を楽しんできます


展望台から自然の巨石群にパワーを感じながら、石段や坂道また石段とアップダウンを繰り返しながらやっと着いたのは「弥山本堂」。唐から帰国した弘法大師が宮島に立ち寄った際、山の姿が須弥山に似ているところから弥山と名づけ、御堂を建て修法を行ったところ




弥山本堂の前の「霊火堂」には、公法大使がともして以来消えることなく燃え続けている「消えずの火」。この火にかけられている大茶釜で沸かした霊水は万病に効くと言われ自由に飲むことができます


弥山の守護神「三鬼堂」。鬼の神を祀る古刹で家内安全・商売繁盛にご利益があります


三鬼堂から少し登ったところにある「文殊堂は智恵を授ける文殊菩薩を祀っており学業の仏様です。続けて観音菩薩が安置されている「観音堂」は安産の仏様です


弘法大師の作といわれる大日如来が祀られているお堂「大日堂」




弥山山頂への少し手前に巨大な岩のトンネル「くぐり岩」があります。花崗岩が風化して生まれた奇岩で何百万年という年月をかけ自然が生み出す圧倒的なパワーに神秘的なものをを感じます。さまざまな形状をした岩が重なり、下には石造りのお地蔵さまが何体も並んでいます


弥山神社から10分ほどで山頂に到着!弥山山頂にはレストハウスが設けられており3階には展望台が整備されています。そこからの眺望は360度のパノラマビューで瀬戸内の多島美と巨岩群のコラボレーションの絶景が広がります




望休憩所からは、ひしめき合う巨石・奇石が並び、神秘的な光景が広がります


御山神社」は、厳島神社の奥宮で、厳島神社と同じく宗像三女神((追帳鬼神・魔羅鬼神・時眉鬼神)が祀られています。登ってきた登山道を下り獅子岩駅にてロープウエイで下山(8年前とは比べられないほどハードな登山でした)




紅葉谷公園の鮮やかな紅葉も綺麗です。イロハモミジ・オオモミジ・ウリハダカエデやヤマモミジなど約700本 .赤く染まり美しい光景が見れます




「豊国神社(千畳閣)」は、豊臣秀吉が安国寺恵瓊に命じて建立させた大経堂で、ほぼ千畳分の広さほどあることから俗に千畳閣と呼ばれて親しまれています。堂内から眺めるとイチョウに陽があたり黄金色に輝きとてもキレイです


厳島神社への参拝客で長い列ができています。海上の能舞台でお手前を披露する献茶祭が行われたためか着物姿の方が多く見られました




厳島神社と大鳥居」。神殿が海に浮かぶ姿は世界を代表する景観の一つで何度となく来島してもまた、来たくなる不思議なパワーを持つ宮島は神秘的です (2025年11月19日)