三滝寺は広島市街の北西,三滝山麓にあり,809(大同4)年の創建と伝えられる。広い境内地には桜や紅葉などの樹林で覆われ四季折々美しく、参道沿いには渓流が流れ小さな滝、石仏、石碑や朱の多宝塔が散在する。また寺名の源である3つの滝が,清涼な雰囲気をかもし出し、「三滝観音」として古くから親しまれています
三滝茶屋三滝寺のそばにある老舗料亭
木立の中に見えるのは空点庵
広い駐車場。石段を登れば別世界が
三滝寺の案内図
想親観音堂
多宝堂 境内で最初に目にするのがこの堂。木々の中に建つその姿はひときわ目を引き、とても美しい
朱い橋を渡り、石段の向こうに見えるのが鐘楼。この日は連日梅雨のような天候で、おまけにi異常な気温。濃霧が立ち込め視界が良くない。朝からの霧雨に打たれて散策道は、しっとりした趣を見せています
三滝寺の由来となった流れの違った三つの滝のうちの一つ、三の滝 駒ヶ滝。水量は岩肌にぽとりぽとりと落ちていて非常に少ない
広島電鉄の電車の敷石が敷かれた石畳。傍らには歌碑があります
十六羅漢 横になった珍しいら羅漢像などが16体あります
平和を祈念する灯篭や石碑がたくさんあります。勾配のある石段が続きます
茶堂 苔に覆われたわらぶき屋根の茶室の日本庭園には、二ノ滝・補陀落の滝(雄滝)からの水が流れています。茶室の前の約50mの絶壁から落ちてくる滝は雄大です
本坊 数奇屋建築。明かりはついているのですが、何に使われているかは不明です
六角堂 東屋のような雰囲気で本堂までの中間地点にあり、休憩しながら散策できる
三滝寺本堂 鎌倉造りの本堂は、三滝山(宗箇山)の中腹にあるり高野山真言宗の寺院。弘法大師・空海師により開山されたそうです
お釈迦様の誕生日(旧暦4月8日)を祝う「花まつり」が行われていて、甘茶が振る舞われました。本堂の裏には多数の水掛地蔵様が並んでいます
鎮守堂 境内の一番奥にある
鎮守堂の傍には幽明の滝(雌滝)が流れています
本堂まで続く参道には石像や石塔が並び、見どころも豊富です
茶房 空点庵 散策を楽しんだ後は、参道脇にある小古民家風の茶屋で人気のわらび餅をいただきました。冷たくて大きくカットされたわらび餅は絶品でした。池には、モリアオガエルが生息しているそうです(わらび餅、にゅうめん、餅入りぜんざい)
市街地からそう遠くない場所にありながら、静寂で心洗われる所です。美しい緑に囲まれ、山から流れる水の音を聞きながら石畳の階段をのぼる。森林浴をしながら散策ができ、本堂まであがれます。また夏にはひんやりとした納涼スポット、秋には素晴らしい紅葉のスポットとして訪れる人を魅了します (2017年4月8日)