北九州市門司区にある観光スポット。明治、大正時代と国際貿易港として栄えた門司港は、明治~昭和期の趣のある建物が今も残るノスタルジックな街で、関門海峡の絶景や九州鉄道記念館など見どころが多くあります
1914年に創建され、1988年に鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定された 門司港駅舎 。老朽化への対応や耐震補強を行うため、2012年に保存修理されました。電球に照らされた美しいホームは味わい深い趣があります
門司港駅前には「バナナの叩き売り発祥の地」の記念碑が建っています。バナナを台湾から輸送するおり、門司港が輸送の中継点となって大量に荷揚げされるようになったからだそうです
門司港駅の正面にある建物は、 旧日本郵船門司支店 。昭和2年(1927年)に建設された鉄筋コンクリート造4階建てで、門司港地区で初めてのアメリカ式オフィスビルだったそうです
旧門司三井倶楽部 は、三井物産の社交倶楽部として造られた門司港レトロを象徴する洋館で、現在はレストランや記念室として一般公開されています。アインシュタイン博士が講演旅行で日本をを訪れた際、三井倶楽部に宿泊したそうで、異国の客人をもてなした優雅な社交倶楽部です
関門海峡、関門橋を見渡せる場所に架かる日本唯一の歩行者専用の青い跳ね橋(ブルーウイングもじ)。恋人たちの架け橋として「恋人の聖地」に認定され、人気スポットになっています
全長108mの跳ね橋は、船が通過する他に、毎日10時から16時の間で1時間に1回、約24mの親橋と約14mの子橋が水面と60度の角度に跳ね上がります
この日(5月25日)は、門司みなと祭が開催されており、お祭りに合わせて帆船「みらいへ」が門司港に寄港し、また海上自衛隊 護衛艦「さわぎり」、海上保安庁 巡視船「やしま」も船舶公開されていました。(北九州響灘グリーンパークのバラ園に立ち寄った後、門司港駅に着いたため祭りのイベントはほとんど終了していました)
建築家・黒川紀章が設計した、31階建て高層マンションの最上階にある 門司港レトロ展望室 は、高さ103メートルの31階から関門海峡や門司港レトロを一望できるビューポイントとなっています
北九州市と中国・大連市の友好都市締結15周年を記念して建てられた 大連友好記念館 。1階はレストラン、2階は誰でも自由に休憩ができる「門司港レトロ交流スペース」になっています
旧門司税関として、明治45(1912)年に建設された 旧門司税関庁舎 です。初代は完成してすぐに火事で焼失したため、現存する建物が2代目になります。赤煉瓦が特徴的で美しい建物で1階は天井吹き抜けの広々としたエントランスホール、休憩室、喫茶店「モーン・デ・レトロ」があります
果物専門店直営のフルーツカフェ「フルーツファクトリーモーンデレトロ」は白を基調とした明るい店内で、新鮮な果物をふんだんに使ったパフェなどが楽しめます。バナナで有名な門司港ならではの焼きバナナパフェ(¥1,300)を注文。焦がした焼きバナナの表面がパリパリでアイスの中までカットされたバナナがゴロゴロ入りバナナずくしのパフェはとても美味しかったです
門司港名物はじめ、北九州、対岸の下関の特産品を 販売する観光物産館「港ハウス」。リピーター率も高く一番人気の土産品は「バナナカステラ」だそうです
「焼きカレー」が、 門司港発祥のご当地グルメとして知られています。門司港駅周辺には焼きカレーの店舗が多く立ち並び、各店がそれぞれ個性ある焼カレーを提供しています (2025年5月25日)