12No.1 白浜

”和歌山県の世界遺産を巡る旅” 個人では行きにくい南紀の見どころ12景・宿泊は ”南国ムードの絶景温泉” こんな見出しに誘われて、本来は分刻みの行程のツアーには参加しないのですが、秘境、絶景を見たくて今回出かけてみました。広島駅からの出発で新大阪駅下車。そこからは観光バスで本州の最南端を目指します。白浜・串本、熊野、高野山エリアを中心に巡ります


最初に立ち寄ったのは梅の本場紀州で創業明治30年紀州梅干の老舗 なかた(工場は日曜日なのでお休み)直売店では梅干の試食、梅酒の試飲コーナーがあり、はちみつのまろやかな口当たりが食べやすい梅干しはちみつや減塩梅干し、甘い梅酒が美味でした

新しく世界遺産に追加登録された 闘鶏神社 弁慶の ふるさと田辺市にあり源平合戦の時、ここで紅白2色に分けた鶏を闘わせ、平家に付くか源氏に付くかを占った神社。湛増(右)と弁慶(左)の銅像があり、弁慶の前には闘鶏がいます。勝負の神様、右が拝殿

  • 拝殿の後ろには6棟の社殿

  • 樹齢1200年のご神木の大楠

  • 藤厳神社

  • バスの車窓から見える 円月島 満月のような穴が空いた小島。正式には「高嶋」南紀白浜エリアのシンボル

  • 白良浜 石英の砂からなる白い浜辺や海の美しさに定評があるが神秘的な海水浴場


千畳敷 スロープ状砂岩がみれる海岸で、畳を千枚敷けるほどの広さが千畳敷の名前の由来。白浜温泉にある「岬・海岸・断崖」の観光スポット


アロエ公園を抜けると名勝 三段壁 荒波が打ち寄せる高さ60mの絶壁。紺碧の海に屏風のように立ちはだかっていてダイナミックな絶景を見ることができます。2016年4月、恋人の聖地「南紀白浜/三段壁」として選定されています

先端の岩肌には10の石像が見えるという巨大な奇岩 十像岩     観光施設の中にあるエレベーターで洞窟に降りる


三段壁洞窟 白浜町の熊野枯木灘海岸県立自然公園内にある景勝地・三段壁の地底36mに広がる海蝕洞で、源平合戦で知られる熊野水軍の舟隠し場の伝承が残る史跡。洞窟内には、青銅でできた辯才天が鎮座し、200mにも及ぶ洞窟内は資料に基づいて再現された番所小屋などがある

船を隠したといわれる場所。熊野灘から押し寄せる波が岩肌にぶつかり白波となっている。上:潮吹き岩 下:天井岩盤のリップル

 

本州最南端の 潮岬 周辺には高さ,37m潮岬タワーや「望楼の芝」として知られる 芝生広場があり「本州最南端の碑」が建てられています

タワーの展望台からの眺め!一日目最後になる観光地樫野埼灯台(写真中央)を目指します


樫野埼灯台のそばには、1890年トルコの軍艦エルトゥールル号が樫野埼東方海上 で遭難し多くの犠牲者を出した事件で、串本町はトルコにゆかりの深い場所となり、姉妹都市としてエルトゥールル号 の 殉難将士慰霊碑 やフリゲート艦エルトゥールル号の模型や乗員の遺品の を展示した トルコ記念館 が建っています

化粧タイルが敷き詰められたエルトゥールル通りは灯台まで続き、トルコの可愛い食器や高価なトルコ絨毯などのショップがあります

樫野埼灯台 イギリス人技師の設計による、日本最古の石造りの灯台で今も現役で活躍しています。園地内にはかつて常駐していたイギリス人技師が故郷を思い植えたと言われる水仙が今も群生しているそうです。千畳敷とともに和歌山県朝日夕陽百選に指定

ラセン階段を登ると目の前には太平洋、そして紀伊半島の美しいリアス式海岸が広がっています。右下には樫野埼灯台旧官舎も見えます。あと少しで美しい夕陽を見ることができるのに残念です

和歌山県といえば梅干し、ミカン、温暖、熊野古道、台風、温泉そんなことしか思い浮かばなかったのですが、こうして訪れてみて魅力的な観光スポットの多いエリアで有名な歴史的建造物も数多くあり、もう少し観光していたいそう思えるところばかりでした。三段壁は波の浸食でできた洞窟が深く切れ込んでいて、そこに打ち寄せる波と返す波がぶつかる豪快な景色を岸壁の上から眺めることができなかったのが心残りです。1日目のバスの走行距離;250q。安全運転で無事ホテルに到着!   (2017年11月5日)