奈良観光 奈良公園・東大寺エリア

約1,300年の歴史を誇る「古都奈良」には世界遺産に登録された史跡をはじめ古都の景観と風情に触れる魅力的な観光スポットが数多く残されています。なかでも奈良公園・ならまち周辺には東大寺など、国宝や世界文化遺産に指定されているスポットや仏像が数多く残されています。それらの「古都奈良の文化財」を巡ります

南大門近くの公園には無数の鹿が集まっていますが中には頭を突き合わせた争いが始まったりします。後方には芝に覆われた標高342メートルの 若草山 が見えます

平安時代に大風で倒壊、鎌倉時代に東大寺を復興した重源上人によって再建したもので高さ約25mの 南大門 は国内最大の山門です

中門 に沿って進み西回廊の 西楽門 より大仏殿に向かいます



世界最大級の木造建造物・ 東大寺大仏殿 (金堂)には、「奈良の大仏さま」で知られる高さ約15mもの東大寺の本尊、盧舎那仏坐像(奈良の大仏さま)をおまつりするお堂です。運慶らによる巨大な金剛力士像など目を見張る大きさの国宝や文化財も安置されています。大仏殿は世界遺産にも登録されています



大仏殿 の中に入ると、真正面に 東大寺大仏 (盧舎那仏)が配置されてます。あぐらをかき、右手を上げて、左手をひざの上に手のひらを表においているお馴染みのポーズで鎮座しておられます。想像をはるかに超える巨大さにびっくりです

聖武天皇の発願で、当時の人口の約半数が協力して大仏さまと大仏殿を造立。2度の大火をを乗り越えて今に至ったそうです。仏教の力によって全ての人が幸せに暮らせるようにとの願いを込めて造られた無限に大きな仏さまです



大仏殿の正面左側の角には、西の方向を守る守護神で四天王の中の一つである 広目天 。 手に筆と巻物を持っています。右側には北の方向を守る守護神・ 多聞天 が配置され宝塔を捧げ持っています。2つの立像.は大きく迫力があり圧倒されます

多聞天立像近くの柱には穴が開いています。大仏の拝観とともに東大寺観光の名物になっている 柱くぐり で、ここをくぐると「無病息災」のご利益が得られるとのことです。穴のサイズは大仏さんの鼻の穴と同じ大きさと言われています





二月堂 は東大寺の上院と呼ばれる地区に位置する仏堂で、絶対秘仏である十一面観音を本尊とする。多数の吊り燈籠も設けられており、夜間には燈籠に灯がともるそうです。一般によく知られいるのは、3月12日の深夜から3月13日の未明にかけておこなわれるお水とりの儀式です



二月堂の舞台からは、境内や奈良市街、奈良盆地の雄大な眺めを楽しめます

大仏殿の西北に位置する  転害門 。 2回の戦火にも焼け残った寺内で数少ない建物のひとつで、天平時代の東大寺の伽藍建築を想像できる貴重な大門。通りがかったこの門より東大寺を目指したのですが、とてつもなく時間がかかりました。東京ドームの広さを基準にすると約14.5個分の面積を持つ東大寺は非常に大きな寺院であることを実感しました (2023年10月27~28日)