アワサンゴはイソギンチャクのような形をしたたくさんのポリプが伸びていて、ひとつひとつのポリプの先は手のひらを広げたような触手になっています

周防大島町は日本最大規模のニホンアワサンゴの群生地であり、目の前に広がる地家室(ぢかむろ)のアワサンゴを間近かで観察することができる 地家室園地 が2024年1月19日にオープンしました。アワサンゴが生息していることを知ってもらい、アワサンゴを通して自然環境について学んでいこうという思いから開所されたそうです



貴重なアワサンゴの群生地や海中景観を守るため、周防大島沖の海域が瀬戸内海国立公園では初めての海域公園地区に指定されています

瀬戸内海の自然を紹介するパネルが展示され、アワサンゴの飼育水槽があります



展示されているアワサンゴ。春は水温の上昇を待ち、夏は太陽の光を浴び褐色に、秋には新しい生命が誕生し、冬は1年で最も美しく真緑に輝く。四季折々姿を変えるアワサンゴを動画で紹介しています

町や住民でつくる会が、4年前から毎年水仙の種を植えているそうで、広い段々畑には約8,000本の水仙が潮風に揺れています



2月中旬まで楽しめるそうです。何年か後には段々畑一面に水仙が咲き揃うと、その光景は見事でしょうね!



帰り道見つけた地家室にある 石風呂 。石積みや岩窟の空洞を利用した熱気浴施設で、今でいうサウナの原型のようなもので、 町指定有形民俗文化財になっています。周防大島には 現在も形を残している石風呂が何ヶ所が残っています

石風呂水掛地蔵尊」が石風呂近くにあります  (2024年2月3日)