周防大島 島へんろⅡ 

弘法大師が唐の国での留学を終え、京の都へ向かわれる道すがら、周防大島へ立ち寄り島の山野を歩かれ、修行、祈念をつまれたと伝えられる霊跡が数多くあります。周防大島の「島へんろ」は明治時代に広大な島の景勝の中に八十八のお札所が開かれ「 大島八十八ヶ所霊場 」と呼ばれれるようになりました

ー 第八十三番札所 泉福寺 ー

地家室にあり本尊は 薬師如来 。『詠歌』ありがたや 大慈大悲の観世音 世渡る舟も凪の波間に

大師堂 

高台にあるので地家室の海が見渡せ、潮風が心地よい!

ー 第八十二番札所 海雲山 ー

地家室にあり、本尊は 薬師如来 。石積みや岩窟の空洞を利用した熱気浴施設「石風呂」の崖の上にあり、ちょうど石風呂の体験入浴会が開催されていて多くの方が集まっておられました



『詠歌』 海遠き雲の上より現れし 南無薬師仏 仰ぐ尊さ



お世話していた方の説明では、石風呂は岩窟の中で薪を多伎、燃え尽きたのち海藻や薬草を入れ、むしろを敷き洋服を着たまま入るそうで、江戸時代初期から伝わっていたとのことです。今のサウナのようなもので、一度に5人は入れるようです

可愛い椿が一凛咲いていました。白梅も満開です

ー 第五十七番札所 帯石山 ー

日前にあり本尊は 千手観世音 。 嵩山中腹にあり、弘法大師がここで見出した霊石がある



石段をの上がっていくと小さなお堂があり、その傍らに南無阿弥陀仏という文字が刻まれた巨岩があります。この石の周りに帯をまいたような筋があることから「 帯岩 」と呼ばれ、妊婦の岩田帯にちなんで安産祈願で知られいます。周防大島には古くから島民に崇拝されていた4つの奇岩があります。帯石観音と岩屋権現、巌門、立岩の4つの奇岩を参って幸せを願う 四岩合わせ奇岩(しあわせ祈岩)は、幸せをを叶えるパワースポットとして人気があります



嵩山中腹にある 岩屋権現 は、巨大な岩を大杉が前を囲み昼間でも暗い洞窟の中には虚空蔵菩薩と山王権現が同時にまつられ、神聖な空気が漂い霊気を感じます

「大島富士」と呼ばれているれる嵩山は標高618m。山頂にはハングライダー・パラグライダーのランチャー台も設置されており、写真映えのするビュースポットです。車での登頂も可能です

巌門 は波の浸食により岩の中ほどがくり抜かれた奇岩で、その頂上には十一面観音を本尊とする竜崎観音堂が祀られています

立岩 は 県道沿いの海岸にそそり立つ高さ40mの安山岩でできた奇岩で、農耕の守り神として信仰されている馬頭観音が祀られています。周防大島の観光名所に立ち寄りながら島へんろをすると新しい発見あり楽しくなります

ー 第五十六番番所 西正寺 ー


日前にあり本尊は 阿弥陀如来 。周防大島の中央部にある浄土宗の寺院です

『詠歌』西方の弥陀の浄土を正しくも  さとらるるこそ仏なりけれ  (2026年2月14日)