岩国市錦町や本郷町などにまたがる らかん高原 でアジサイやガクアジサイが見頃を迎えているとのことなので、悪天候のなか思い切って出かけてみました。斜面を覆ったピンクや紫など色鮮やかな花々が、十分に目を楽しませてくれました
らかん高原は標高1,109メートルの羅漢(らかん)山の南側斜面に広がる高原で、オートキャンプ場や広い放牧場には和牛が放牧されています。緑と水の自然郷を満喫できるところです
この日は目の前が見えないくらい霧が深く、強い風が吹き1枚上着がいるほど寒い日でした。とても神秘的な光景を見ることができましたが、雄大に連なる山々を一望することはできませんでした。この辺りはレストランやバンガロー村があり、山道を登ると羅漢山へ通じている登山道(みはらしコース、鉱山跡コースともに30分のコースが)あるのですが、登り口すら全く見えません
レストラン下に咲く紫陽花。霧の中にぽっかり浮かび上がりとても幻想的で綺麗です
少し下ると放牧場には3、4頭ほどの牛が緑の牧草をたべていました。のどかな景色です。広さ42haのらかん高原放牧場には約80頭ほどの和牛が牛舎にはいるそうです
オートキャンプ場辺りまで下りてくると少し視界もよくなり景色も一層はっきりとしてきました。オートキャンプ場にはケビンが数棟とテント持参のテントサイトやテニスコートなどがあります。緑がとても綺麗で暑い夏でも涼しく大自然を満喫できそうです
紫陽花は錦町から上る県道にガクアジサイや淡いピンクのアジサイが道の両側を埋め尽くすように咲き見ごろを迎えています
雨上がりの後の紫陽花はより一層鮮やかに咲いているように感じます
道路沿いを色とりどりに染めています
紫色のガクアジサイが密集しています。霧に包まれて紫陽花の妖精が降りてきそうです
オートキャンプ場への中間ほどのところの斜面には重なるようにガクアジサイが何本も咲いていて、この辺りが一番の見どころです
この先の道を右に曲がればオートキャンプ場、左は廿日市へと通じる道があります。らかん高原へは、広島県廿日市から、岩国市本郷町、錦町から行くことができます
この奥にはお寺があるようです?
水芭蕉池辺り。雪解け時には純白の美しく気品のある花を見ることができます
テントサイトのあるキャンプ場。羅漢山山頂へは4つのコースがありここからは、中国自然歩道(山頂まで50分)で山頂まで向かいます。その他にもう一つ急な登りの20分コースの4つコースがあるようです
自然豊かな雰囲気を思う存分に満喫することのでき、空気が澄んでいるせいか夜空が綺麗だそうです。らかん高原湿地帯では、高地性の湿性植物が群落をつくって生育し、希少な植物も見ることができるそうです (2019年7月19日)