龍蔵寺
中国三十三観音の第十七番札所など巡礼の札所で、国の天然記念物に指定されたイチョウの巨木がある。紅葉の頃は美しく山口県の、紅葉の名所でもあります
観音堂までの両側の石段を埋め尽くすようにモミジが紅葉しているはずなのですが、今年は天候の影響なのか緑のうちに枯れ落ちてしまい、色ずきが悪いそうです
登りつめて楼門を見下ろす、少し寂しい景色です。昨年紅葉狩りで訪れた際は、すでに落葉した後でしたので、今年こそはと思い一番よい時期に再び訪れたのですが・・・楼門のところで拝観料200円を払います
鐘楼堂の辺りも趣があります。観音堂の東側には、樹齢約850年、樹高約45m、幹囲約7mのイチョウの老木があり国の天然記念物に指定されている巨木があります
石段を上がったところにある本堂の観音堂。イチョウの絨毯で敷き詰められています
大聖青不動明王 高さが10mもあります
山口三名滝のひとつとされる鼓の滝
奥の院 龍蔵寺は真言宗の古刹で、建立は698年と1300年以上の歴史を持っています。約1300年前、修験道の開祖とされている役小角(えんのおずぬ)という僧が、豊後国彦山からやってきて、奥の院の岩窟を「龍の蔵」と名付けたことに始まっているそうです。本堂の裏側の山道を登る
石段には十二支わらべ地蔵尊が並んでいます。愛らしい表情をしています
両足寺
龍蔵寺より国道2号線を防府方面に進み、県道194号線に入る。途中道幅が狭くなった道路の脇に両足寺と書かれた案内板があります。鋳銭司にある臨済宗のお寺でもみじ寺として知られています。拝観料は無料です
山門から参道、境内と、敷地内の至る所に約150本ものもみじが植えられ、秋になると鮮やかに色ずき寺を彩る
山門付近のもみじが一番鮮やかで美しい!この景色を見れただけでも感激です
道から見下ろした山門。石段の両側にはツワブキが咲いています。境内の至る所にツワブキの花が植えられています
境内を包み込むように紅葉し、赤く染まっています。今がちょうど見ごろのようです
本堂 小さな寺院ですがもみじが密集しているので、見応え充分です
ツワブキの可憐な花は優しそうで癒されます。ホトトギスも清楚です
山口は西ノ京と言われるだけあって、京都をイメージさせる景観が多くあります。こんな景色も京都風な感じです
龍蔵寺の紅葉を期待していたのですが、住職さん曰く「皆さんから今年はどこに行っても紅葉がいまいちでした」と・・・自然には逆らえないですね。両足寺も龍蔵寺同様なのかなと思いきや、駐車場から山門までの紅葉、境内のもみじと見応え充分に美しく、ここだけでしっかり鮮やかな秋を感じることができました (2018年11月17日)