津和野鷺舞神事 Ⅱ

鷺舞は「山陰の小京都」津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事で、1542年、津和野城主が疫病退散を願って京都から移し入れたのが始まりと言われ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています

掘割には鯉が泳ぐことで有名な 殿町通り。城下町の面影を色濃く残す津和野のメイン道路で藩校養老館、多胡家老門、カトリック教会などの観光のメインとなる名所が多く残っています

藩校養老館 は森鴎外や西周などの数多くの人材を輩出した藩校

亀井氏11代に渡り家老職を務め、藩に貢献した武家屋敷門。往年の隆盛を今に伝える 多胡家老門

大正8年(1919)に 鹿足郡役所 として建てられた建物ですが、現在は津和野町役場となっています



津和野カトリック教会 はゴシック様式の外観が目を引く美しい建物で、ドイツ人の神父さんによって建てられた畳式の教会です。華やかな美しいステンドグラスが印象的です

銀杏並木や津和野のシンボルといわれる色とりどりの鯉が悠々と泳ぐ 殿町通り は山陰の小京都とも呼ばれ、浴衣姿で散策すれば一層風情が増す通り



沙羅の木はカトリック教会前にあリ、大正ロマンあふれる内装になっています。津和野名産の源氏巻の製造をガラス越しに眺めたり、郷土民芸品などを販売しているカフェで津和野名物のうずめめしがいただけるお店です

うずめ飯とは、ごはんの下に三つ葉、シイタケ、豆腐、ニンジン、のりなどをうずめ、温かいお出しをかけ、レンゲでかき混ぜていただく郷土料理です。具沢山の出汁茶漬けのようであっさり味です。刺身こんにゃく、海老の天ぷら、酢レンコン、卵焼き、ひじき、蕎麦付きです (¥1,690)



殿町通り、本町通り、駅通りと続きます。造り酒屋や古くからの店が建ち並ぶ 本町通り は白壁の土蔵など伝統的な建物が多くあります

源氏巻の餡を使った小豆アイスに源氏巻の皮を巻いた源氏巻アイスは、ホットドッグのような形をしています。ふわっとした皮に包まれた小豆アイスのサイズが大きく食べ応えのある津和野ならではの創作アイスです。一本400円です



2022年8月5日に開業100周年を迎え、リニューアルオープンした 津和野駅 は、SLやまぐち号の終着駅です。島根県産スギをふんだんに使い屋根には石州瓦を用いた新駅舎は、斬新で綺麗です。駅舎の前には JR山口線を走る蒸気機関車 デゴイチも展示してあります。駅からは徒歩で名所を巡ることもできます (2023年7月27日)