広島県三原市の やはた川自然公園として整備された自然豊かな静かな場所にある御調八幡宮は古い歴史を持つ神社で「西の吉野」と言われ、しだれ桜の名所として知られています。三原城に滞在中の豊臣秀吉が御調八幡宮を参拝し、境内に桜の樹を手植えしたとの言い伝えがあります
苔むした石灯篭が並ぶ参道は風情があります
境内を流れるやはた川に架かる朱塗り橋は、屋根付太鼓橋で清明橋。春はしだれ桜、秋にはモミジが色づき紅葉の名所でもあります。清明橋が印象的です
安芸の宮島にある大鳥居のような立派な両部鳥居が立っています。左手の建物は社務所です
太鼓橋に架かるしだれ桜が美しく華やかです
備後の総鎮守の中心としての由緒ある宮神社。清明橋の上を見上げると大きな絵馬がたくさん飾られています
橋の上からの眺めも素晴らしく樹齢200年以上の枝垂れ桜やエドヒガン桜が見事に咲いています
屋根付橋を過ぎ石段を登っていくと歴史を感じる重厚感のある楼門があります
拝殿は石垣の上に立っています。国の重要文化財である「木造狛犬」「古版木」「阿弥陀経」などの歴史的文化財も残されています
楼門から石段を少し登ると正面に拝殿があり、右側には神楽殿があります。拝殿の右側を廻れば本殿があるのですが、見落としてしまいました
豊臣秀吉が手植えをしたと伝えられる桜は枯死し切株が残っているそうですが、見当たりませんでした。200年以上前、江戸時代に広島藩主や三原城主を務めた浅野家によって、しだれ桜やエドヒガンの古木が植えられたそうです。近年は御調八幡宮を愛する会の方により八重桜などが植えられ、境内にはさまざまな桜が咲き訪れる人を魅了します (2022年4月2日)