古代からこの地方の政治の中心であり、今も歴史と風情ある町並みが残されている城下町・長府には美しい回遊式の庭園が静かな佇まいをみせる長府庭園をはじめ毛利軍に敗れこの地で自決した大内義長の墓所がある功山寺、長府毛利家菩提所である覚苑寺、長府毛利家14代元敏によって建てられた邸宅跡である長府毛利邸、幕末の志士高杉晋作(東行)が眠る東行庵などの紅葉の名所があります
城下町長府にあり長府毛利家の菩提寺。春は桜、秋は紅葉の名所として県内外から多く観光客が訪れます
唐様(からよう)建築特有の美しさを持つ仏殿は国宝に指定されています。美しい曲線美を見せる檜皮葺の屋根が見事で存在感があり歴史を感じさせる仏殿です。山門を通りぬけると紅葉は一段と鮮やかになり境内に彩りを添えています
仏殿の隣に建つ法堂
勇ましい有志の高杉晋作回天義挙像と長府毛利家墓所墓所
功山寺の境内にある旧長府博物館辺りの紅葉は綺麗です
長府藩士桂弥一が 明治維新を中心とした国事に命を捧げた名も無き人々の霊を供養するために建てた万骨塔は博物館横にあります
功山寺より当時の風情のままの旧山陽道を10分ほど歩いたところにあります。長府毛利家第14代当主である毛利元敏公により明治36年(1903年)に完成した邸宅で、明治天皇がご宿泊され使われた所でもあり、その当時の部屋は一部そのまま残されています
武家屋敷造りの重厚で静かな佇まいの母屋と白壁に囲まれた日本庭園からなり、手入れの行き届いたた和風の庭園内には季節の花々や山野草が咲きます
庭園内の紅葉は、赤や黄色の紅葉が歴史を感じる母屋を引き立てていて風情を感じます。時間に余裕があれば窓越しに紅葉を眺めながらお抹茶をいただきたかったのですが・・・・
功山寺から長府毛利邸辺りは毛利家の城下町として栄えた長府の往時の面影をとどめている町並みが続き歴史を感じられる所です (2021年11月23日)