ゴールデンウイークを利用して娘がスペイン旅行へのツアーに参加しました。7泊8日間の日程で関西国際空港からフランクフルト経由でマドリッドを目指します。日本との時差8時間、気候はほぼ日本のこの時期と同じなのですが朝、晩はダウンジャケットを必要とするほど冷えるそうです
午前10時5分関空を出発。ドイツのフランクフルト経由にてマドリッド19時40分着。ほぼ一日空の上で過ごしました
スペインの黄金期と称される華々しい時代を築いたフェリペ2世がマドリッドに都を移し、新たな歴史が始まった
スペイン広場 スペイン文学の傑作「ドン・キホーテ」の原作者セルバンテスの没後300年を記念して作られた広場
マドリッドを東西に貫く大通りグラン・ビアの終点にあたる西の端に位置し、中央にはセルバンテスの記念碑が立ち、その足元にはドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの銅像がある
ラス・ベンタス闘牛場 サンイシドロ祭り(5〜6月)の期間中は毎日開催され、地元の人のみならず闘牛をひと目見ようと観光客が多く訪れます
マドリッドのマクドナルド 日本とは違って高級感溢れる建物の中にあります。ハンバーガーも高そうです?
食べてみたいスペイン料理のトップに上がられるパエリア(パエジャ)は日本では高価なサフランを加えて炊き上げる米料理です。日本で食べるパエリアは、ぱさぱさした感じなのですが、本場のパエリアは、しっとり感があるそうです。サラダは毎食前菜の前に出てくるそうなのですが、ドレッシングではなく、オリーブオイルとビネガーで頂くそうです
午後からはマドリッド郊外・トレドにバスで移動します(1時間15分)。イスラム教徒とキリスト教徒の激しい戦いと文化を感じる、貴重な遺産の数々に出会える魅力的なところです。旧市街は世界遺産に登録されています
プラド美術館 パリのルーブル美術館、ロンドンのナショナルギャラリーと並ぶヨーロッパ3大美術館の一つ。スペイン王室の絵画コレクションを一般公開する目的で開館されたそうで、スペイン3大画家、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの名作などヨーロッパ絵画の傑作が並ぶ。所蔵は約2万点、展示作品は約1,300点に及ぶ
トレド大聖堂(カテドラル)
12世紀にアルフォンソ6世が建造した教会。 荒廃していた教会をオルガス伯爵が私財を投じ14世紀に再建したゴシック様式の大聖堂。約300年もの歳月をかけて完成したスペイン・カトリックの総本山でもあるカテドラルは豪華絢爛で必見です
古都ドレドは、中世の偉大な宗教画家エル・グレコが半生を過ごした場所で、教会内では、グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」を鑑賞できます
主祭壇は鉄柵で囲まれています。細やかな装飾がされているステンドグラス。中央司祭席の上には、繊細で緻密な彫刻
大聖堂内にはたくさんの礼拝堂があります。その内の一つ親王の礼拝堂です。荘厳な感じがします
天井画ルカ・ジョルダーノ作「聖イルデフォンソの昇天」とエル・グレコ作「聖衣剥奪」。天井一面に書かれた素晴らしく、美しい絵に感激します
宝物室の中には、豪華絢爛なお宝が展示されていて、中でもひときわ目を引くお宝です
主祭壇の後ろ側には、彫刻がぎっしり施されたトランスパレンテと呼ばれる祭壇衝立があります
高さ約30メートル、黄金色に輝く主祭壇にはキリストの生涯を綴った新約聖書の20の場面が彫られています
トレドの守護人である聖母マリア像
ローマ時代城塞都市として築かれたトレド。カテドラルはスペインゴシックの最高峰といわれるだけあっって何もかも桁外れで圧倒されます。内部はリブ、ヴォールトの装飾が超美しい大聖堂で、エル・グレコの有名な宗教画や彫刻があり、美術的にも興味深いものでした (2018年5月2日)