ゴールデンウイークを利用して娘がスペイン旅行へのツアーに参加しました。7泊8日間の日程で関西国際空港からフランクフルト経由でマドリッドを目指します。日本との時差8時間、気候はほぼ日本のこの時期と同じなのですが朝、晩はダウンジャケットを必要とするほど冷えるそうです
マドリッドを8時にバスにて出発!ドン・キホーテゆかりの地ラ・マンチャ地方の白い風車を見学。ドン・キホーテが怪物と見間違えて?闘ったという、白い風車、紺碧の空に白い風車が映えます
広い平原の小高い丘の上に風車はあり、そこから見下ろすと小さな町があります。オレンジの屋根に白い壁の家が密集しています
左:プエルト・ラピセ村の教会 下:以前はドン・キホーテの作者であるセルバンデスが何度も泊まった旅宿『ラ・ベンタ・ドンキ・ホーテの中庭。現在はレストラン、お土産屋、博物館になっています
午後からは コルドバ に向かいます
コルドバは、スペイン・アンダルシア地方にあり、後ウマイヤ朝の首都として栄えた歴史ある街です。世界遺産に登録されている。グアダルキビール川に面している。メスキータ、旧ユダヤ人街、花の小径を観光
グアダルキビール川に架かるローマ橋と前方にはメスキータ
メスキータ
メスキータとはスペイン語でイスラム教寺院のこと。イスラム王朝である後ウマイヤ朝を創始したアブデラマン一世の命によって786年に建設が開始されました。のち4回増築され世界最大級のモスクとなりました。その後キリスト教統治時代にカテドラルが作られ、2つの宗教が共存する珍しい建物となる
ミナレット ミナレットとは、イスラム教建築の鐘楼で、礼拝の時刻を伝える役割を持ちます。16個の鐘とコルドバの守護聖人であるサン・ラファエル像が先端に付けられています
ずっと続く列柱と赤茶と白の馬蹄形アーチが連続して連なる空間に圧倒されます
中央にキリスト教礼拝堂さらに進むとミフラーブがあり、一つの建物にイスラム教とキリスト教が共存しているのは不思議な感じでした
旧ユダヤ人街 メスキータ周辺に広がるかつてのユヤダ人居住区で、地区全体が世界遺産に登録されていて旧市街とともに、白い家並みと迷路のような小道が続く 。中でも有名なのが「花の小径」
花の小径
アンダルシア地方は美しい中庭のある家々が数多くあることで有名です.コルドバは、パティオ(中庭)が美しいところといわれています。人一人がようやく通れるような狭い道の両側の白壁の街並みに花の小鉢が飾られています。毎年5月は、街がカラフルで華やぐ時期です
パティオ祭り 花いっぱいの初夏のスペインの季節限定の祭り。住民が庭を花で飾ってその美しさを競い合う
通年を通して花壇やパティオの手入れをされているので、パティオ祭り以外でも花を楽しむことはできるそうです
花の小径の奥から入口方面を振り返るとメスキータの塔が見えます
メスキータは元イスラムのモスクでしたが、その後権力がカトリックに移った時に一部壊され、キリストの祭壇が作られました。一つの建物に異なった2つの宗教が融合しているなんとも不思議な建物です。パティオは「THA・スペイン!」を思わせる景色ですが、実はとっても細い路地で長さも一瞬です (2018年5月3日)