帝釈峡は、庄原市東城町と神石高原町にまたがる全長18キロメートルの峡谷です。上流一帯を「上帝釈峡」エリア、神龍湖を中心にした「神龍湖」エリア、神龍湖・帝釈川ダムより下流一帯を「下帝釈峡」と呼び、自然景勝地として知られています。 国の名勝に指定、日本百景の一つになっている
神龍湖周遊の遊覧船の乗船口近くより神龍湖に架かる桜橋を望む
遊覧船乗り場は、紅葉橋の下にあります。「帝釈峡遊覧船」は湖にある名所を案内する音声を聞きながら、約40分で神龍湖を巡ります
ダム湖である神龍湖に架かる「紅葉橋」。元々は神龍湖橋があったそうなのですが一車線幅しかなかったため昭和60(1985)年に架け替えられました
神龍湖は国定公園帝釈峡の中にある周囲が24kmで全長8kmの人造湖で、上空から見ると龍のように見えることからそう呼ばれるようになったようで「帝釈川ダム」の貯水池です
湖面の両側には岸壁がそびえ立ち、春は新緑、秋は紅葉を船上より楽しめます。10月下旬からモミジやカエデなどが色付き始め紅葉の見頃は、11月初旬頃までということです。今年は温暖化の影響なのか紅葉はまだ先のように思われます。それでもが湖面に映る景色は綺麗です
日本で一番早くに建設された「帝釈川」ダム」は、コンクリート製で当時では一番高い堰堤でした。後リニューアルされたそうでダム湖百選にも選定されています。遊覧船はここで折り返し、神龍橋、桜橋に向かいます
「神龍湖橋(旧紅葉橋)」は、上流約500mの位置に移設され、神龍橋と改名され帝釈峡探勝遊歩道として散策に活用されています。レトロな赤い橋は国の登録有形文化財にも指定されており、絵になる橋です
昭和11年に竣工した鋼製アーチ橋の「桜橋」。神龍湖は、フナやワカサギなどの釣場としても知られていて ボートでのフィッシングも盛況のようです
遊覧船内の畳の上で水上散歩を楽し見ました。 遊覧船の料金は大人(中学生以上)1,500円 小人750円(幼児無料)です (2023年11月4日)