岩国近郊の滝をいくつか滝見をしてきましたので、紹介したいと思います。莫大な滝はないのですが、そこそこ感動できる小ぶりな滝が点在します。初めに光市束荷(つかり)横尾にある滝・夕日の滝を紹介します
周東大規模農道を周東町から光市方面に進みます。夕日の滝入り口の案内板を発見!
細くなった滝見道を歩くこと5分ほどで、夕日観音が祀られている祠があります(以前は滝の上方に祀られていましたが、現在はここに祀られているようです)
さらに奥に進むと道は二手に分かれています。案内板通り左側を進みます。丸太で作った橋の先に夕日の滝があります
高峯藤ヶ塔(382m)を源流とし、近くに夕日観音がまつられていることから夕日の滝と名づけられた。この滝にうたれると、霊験あらたかで難病に効くといわれている。落差10mほどで、水は静かに落ち、派手さはないけれど繊細で可憐な滝だと思います。その名の通り西日が差すと一段と綺麗でしょう
滝の傍らには、石仏やお不動さま置かれ、ベンチまでありました
観音堂の横の登山道を上ると15分ほどで、山上の大岩に着きます。大岩の遠景(2017年2月13日)
錦川清流線「北河内駅」より車で10分。二鹿の滝は、岩国市二鹿(ふたしか)地区にあり、錦川に注ぐ二鹿川の渓谷を流れ落ちる滝の総称。渓谷の中で最大の滝・梅津の滝までは遊歩道が整備されています
梅津の滝以外に、二の滝、飛龍の滝、霧隠れの滝など七つの滝が集まる二鹿渓谷は水量も豊富で、透き通ったきれいな水が勢いよく流れています
遊歩道入り口から10分ほどで、梅津の滝に着きます。落差7m幅7m 2条 になって流れています。滝の名前は、京の都を荒らす二頭(ふたがしら)の大鹿を追ってきた梅津の中将が、この地でついにそれを射止めたが、精根尽き果て自身も死んだという伝説に由来しているようである
林道から見た遊歩道。綺麗に整備はされているのですが、冬場はコケが生え、滑りやすい
二手に分かれた道を右のほうに降りていくと、二の滝があります。滝壺では夏になると泳ぎを楽しむ子供たちを見かけます。梅津の滝は、豪快で美しい滝でお手軽な散策コースです。ごーっという豪快な音を立てながら流れ落ちる滝のまわりは、マイナスイオンがたっぷりです (2017年2月14日)
広島市廿日市市大野の大頭神社( おおがしらじんじゃ)の境内の裏にある滝で、勇壮な雄滝と繊細な雌滝の二つの滝からな り「妹背」とは夫婦を意味することから「夫 婦滝」とも呼ばれています。麓の大頭神社から滝に続く遊歩道はハイキングコースも整備されています
一つ目の橋、べつあ橋を渡ると大頭神社(宮島 厳島神社の 摂社として、推古天皇11年(603年)によって建てられたと伝えられている)の本殿
雄滝は境内を流れる毛保川(けぼがわ)にあり、その支流の谷川には高さ50mの糸を引くように流れる静寂な雌滝があります。川の流れに沿って進むと、朱塗りの太鼓橋・幾千代橋を渡ると雄滝が見えてきます。大頭神社は、山陽自動車道大野ICより5分ほどのところにあります
豪快で迫力のある雄滝は高さ 30m。駐車場からわずかな時間で楽に行けて、これほどの見ごたえのある滝は、近辺にはそうないと思います
見晴台に続く道の途中から滝を望む。 滝つぼ付近にはくつろげるスペースもあり、川に直接 入ることもできる (2017年2月15日)
周南市熊野八代の野鶴監視所(ただいま鶴は五羽飛来)の前を通過し、少し走ると登山道入り口の看板あり。柵(野鶴監視所の監視員さんに柵はイノシシ除けなので、必ず開けたら閉めておくようにとのことでした)を開け進むと駐車場有り。そこから烏帽子岳への登山道を歩くことに・・・
倒木や石ころがごろごろしている険しい道なき道を歩くこと20分。熊よけの鈴を鳴らしながら、注意深く周りを見渡しながら恐る恐る進んでいきます。20分が1時間にも思えるほどこわーい道のりでした。水音は歩いている間中聞こえているのですが滝が見えてこない。やっとの思いで滝の看板を発見!
少し遠くから見た魚切の滝。辺りは神秘的で、繊細な滝のようにも見えますが・・・・・
川の水が矢のようにほとばしるために、その滝の上流には魚が上がれないことから付いた名前だそうで、高さは10メートルほどですが、水は途切れなく岩に突き刺さるように流れていて、豪快で見ごたえのある滝です。どうやら監視所のおじさんは一番きつい滝見の道を教えてくれたらしい。烏帽子岳ウッドパーク を目指す細い道を車で頂上まで行く途中にこの滝はあるそうで、ちゃんと遊歩道が完備されているようです。周南市には、八代以外に中須、大道理にも同じ名前のついた魚切の滝があるそうです
帰り道、島田川の土手では消防車が待機しての野焼きが行われていました。春はそこまで来ているのですね・・・・無事に帰れたことを感謝して、春の訪れを待ちます。今後は年齢相応に楽に行ける滝を探してpart3を作りたいと思います (2017年2月19日)